廃部を言い渡された野球部のキャプテンが、数々の「逆境」を
友情・恋・根性(ここまでは普通の青春漫画だ)、そして思い
こみと舌先三寸と勢いで乗り越えていく熱血漫画。
この巻は最初から最後まで神懸かり的なテンションで物語が進む。
・はっきりいって歴史に残る!
・男の魂充電完了!
・そう、やる気のパルスを共振させればよいのだ!!
・無理が通れば道理は引っ込む!
・自分のワクをこえようとしないやつに勝利はあるか?
成長はあるか?新たな目標はできるか?できるわけがない!!
客観的に見れば明らかに屁理屈、筋の通らないセリフなんだが、
それがまったく気にならないのは、作者の絶妙なセリフまわしと、
主人公のただひたむきなプラス思考が魅せる、まさに魔法の合い言葉。
「やる気パルス」「男球」など異常なまでのハイテンションぶりは
既にマンガの域を越えた人生のバイブルの匂いさえ漂う。
世の中は不条理だらけだ、そう、大人の知性ならすぐにわかる。
たとえ後ろ向きにしか理解できないとしても、絶望にくじけず前向き
に戦うことの尊さを再確認できる、よい作品です。