●歴史から学ぶ経営の「不変の原則」
著者は、中国古典に造詣が深いことで有名であるが、本書では中国古典にとどまらず、松下幸之助、本田宗一郎、伊藤雅俊、小林一三、稲盛和夫といった日本の名経営者や、中国の賢人の箴言が紹介されている。
歴史というものは繰り返すものである。経済でも、過去から好況や不況という景気循環の波も絶えず繰り返えして来た。過去の経営者もそんな時代を乗り越えている。それだから、過去の名経営者が、どういう状況で、どういう判断を行ってきたのかを学ぶことが必要であろう。
『過去の賢人の書を読むなかで、「自分ならどうしたか」「いまならどう適用できるか」を考えたうえで、そこで出た結論を実際の仕事に活かしていく。学んだ先哲の教えを現実の世界でどう活かすかをつねに考える。』(本文より)
このように、ビジネスに携わる者は、広く書を読み、歴史に学ぶ姿勢を持つことが必要だろう。
題名に関係なく、経営者に限らず、全てのビジネスパーソンの座右の書になりうる一冊である。