私もある大学で政治学を専攻していた関係で、蒲島先生のお名前こそ存じ上げてはおりました。しかし、如何せん「天下の東大」、先生を雲の上の方だとばかりおもっていました。そんな蒲島先生が自らの「波瀾」というには余りにも過酷な少年・青春時代を送っていらっしゃったなんて・・・・・。2時間余りで読了してしまいました。プライバシーの都合でご紹介できませんが、私自身、40歳の現在に到るまでの20年余りの間、病を得「過酷」の一語では済まない「黒く塗りつぶされた青春」の日をくらしてきました。この1年間のうちに、奇跡的に快復、いまようやく無事に社会復帰することができました。正直言って、過ぎ去った日々を振り返るなんて、「過去の自分が可哀相過ぎて」とてもじゃないが出来ない有様です。そんな、自分を支えて来た言葉が「『未来』に逃げろ!」でした。今がどんなにつらくとも、現実逃避することなく未来を信じ、その未来の自分のために現在を精一杯生きよう・・・・・。蒲島先生もまたつらい「現実の自分」に甘んじることなく「未来に逃げ」、その結果は、「過去の自分」では考えられなかった境地に達して居られます。その、蒲島先生のお書きになった本書の内容は敢えて触れません。なぜなら、一人でも多くの方に本書を手にとって頂き、勇気を分けてもらっていただきたいからです。とくに、今「現在の自分」が辛過ぎるかた、「過去の自分」がトラウマとなり現在なお苦しんでいる方、そして、「未来の自分」を見失っている方は必見です!