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逃走論―スキゾ・キッズの冒険 (ちくま文庫)
 
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逃走論―スキゾ・キッズの冒険 (ちくま文庫) [文庫]

浅田 彰
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

《パラノ人間》から《スキゾ人間》へ、《住む文明》から《逃げる文明》への大転換の中で、軽やかに《知》と戯れるためのマニュアル。―現代思想の最前線を疾走する若き知性がドゥルーズ=ガタリ、マルクスなどをテクストに語る《知》的逃走のための挑発的メッセージ。

登録情報

  • 文庫: 305ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1986/12)
  • ISBN-10: 4480021078
  • ISBN-13: 978-4480021076
  • 発売日: 1986/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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45 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By daepodong VINE™ メンバー
 「構造と力」とは違って、今読んでもある意味とてもアクチュアルな本。しかし、それは肯定的な意味とばかりは言い難い。
 当時の時代分析などは、今時書かれた80年代分析にそのまま丸ごとパクられてしまっている位、ある意味優れたものである。そして、今村仁司氏との対談、岩井・柄谷氏との対談を見ても、当時第一級の知識人だったことは疑いを得ない。しかし、後者の対談に登場した三氏とも現在凋落してしまっているのは決して偶然とは言えまい。
 浅田氏は、「言論では時代は動かない」と達観して自らが楽しむという観点から「軽やかな知」を提唱してきたわけだが、彼ほどの能力を持つ人間が社会的にある意味退行を余儀なくされたことは、彼に勝る才能を持たない大部分の人間にネガティブな影響を与えてしまったことは間違いなかろう。また、破綻してしまっている現代思想の潮流を決定づける戦犯の役割を一部担ったことも確かであろう。
 優秀であるがゆえの、また時代がよく見えているが故の失敗というものもあるようである。読みようによってはさまざまな教訓を引き出せる本であると思う。
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16 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By CK
「スキゾ」「パラノ」といった流行語を産み出したベストセラー。『構造の力』が専門的であるのに対して、こちらは一気に読み通せる。初心者に最適だが、今村仁司との対談などは、今もってドゥルーズについてこれいじょうに正確にまとめたのはないだろうと思わせる内容。どんな入門書より正確で役にたちます。なによりこれを浅田彰は26才のときに書いたというのが驚き。
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13 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
十数年前に本書を読んで、非常に昂奮した覚えがあった。しかし今にして思えば、浅田彰という人は立花隆と同じタイプの人であることがわかり、昔ほど彼をリスペクトしなくなっていた。浅田氏も立花氏も「難しい本をたくさん読んでまとめる」だけの人であり、勿論思想家などでは決してなく、評論家としても疑わしいし、なんともまあ論壇における立ち居地があやふやな人である。

この人の著作の中でおもしろいのはブックガイド的なもの(書評)と対談・鼎談のところだけである。聞き上手で、相手の歩調にあわせ、物事の本質へと読者たちを導く。その点は評価したい。特に今村仁司とのドゥルーズを巡る対談は、秀逸である。

あと浅田氏は、「ツマミ食い読書術」というエセーの中で、古典的名著を読む場合などは、腰を据え、時間をかけて、一頁一頁を熟読し、古典の深みを味わうような学習のスタイルを小莫迦にしている。「『じっくりと腰をおちつけて』なんていう必要はない」とし、読書などは「通りすがりで十分」であり、「気軽にチャート化してカードにし」「拾い読み」することを薦めている。嗚呼。これでいいのかね。人文・社会系の浩瀚で晦渋な書物などは、これは私の場合だが、ノートをつくり、複数の注釈書の類を脇に置き、拙い語学力でしこしこと読書するものである。私の友人・知人にもいわゆるインテリと呼ばれる人がそこそこいるが、彼/彼女たちが大著に挑戦する際は、いろいろな準備をして、他人の意見に耳を傾け、真摯な態度で「パラノイアック」な読書に臨むらしい。

『逃走論』か…。エマニュエル・レヴィナスの小論に「逃走論」というものがあるが…。
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