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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
最後の“どんでん返し”がなんとも折原一らしい、終始スリリングな力作,
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レビュー対象商品: 逃亡者 (単行本)
“叙述ミステリーの第一人者”“語りの魔術師”折原一の47作目の最新刊は、’95年の『誘拐者』から始まり、累計46万部を突破したといわれる<・・・者>シリーズの書き下ろし長編である。実際に起こった、殺人犯福田和子の逃亡事件をモチーフにしているだろうと思われる物語である。友竹智恵子は、持ちかけられた交換殺人に乗って、知人の夫を殺してしまうが、警察の不手際で脱走し、殺人事件の時効である15年をひたすら逃亡することになる。 いつもの折原作品と違い、大部分は彼女の逃亡者としての読み応えのあるストーリーが展開される。身分を偽り、顔を変え、出会う人々に支えられながら、ひたすら日本全国を逃げまわる智恵子。彼女を執拗に追いかけるある刑事と、顔に泥を塗られ復讐に燃える夫。何度もあと一息というところで危機をすり抜ける場面の連続で息をつかせない。 いつもの折原節とは違う、真剣で“真面目”な小説だなと思ってエンディング近くまで圧倒されて読み進んでゆくと、そこはさすがに折原一。独特の、フォントを換えたパソコンサイトの表現と、各章の幕間のエピソードが一気に収斂して、衝撃のサプライズが用意されていた。 本書は、最後の最後に折原一らしい“どんでん返し”があるものの、大半が智恵子のスリリングで気を抜けない“読ませる逃亡劇”で、ボリューム満点の力作である。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
叙述というより、スリリングさが楽しめた,
By チネト "chinet" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 逃亡者 (単行本)
最終盤まで一気に読む事ができる力のある本でした。折原作品の叙述でびっくりする本というよりは、逃亡劇のスリリングさにハラハラする本です。ただ、最後はほんとにジェットコースターで、すっきり納得とはならないのが、折原作品らしい本で、最後まで読むと、あ、こういうことかと見直したくなります。 この段落はこの人のことなんて、解説サイトがあったら見たいかもしれません。 いろんな細工に挑戦する折原作品の中では、小細工は少ないです。 途中の一文に引っかかっていたら、予想通り最後に生きたんですが、それもお前か!と驚きの結末でした。
5つ星のうち 2.0
かなり無理があるような・・・,
By もきち (東京都練馬区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 逃亡者 (単行本)
ラスト前まではそれなりに小説として成立していましたが、ラストはちょっと無理しすぎでしょう。あっと驚くどんでん返しにしたかったんだとは思いますが、なんの前振りもなく唐突にこのような 結末にするというのは、あまりにイージーな作品づくりじゃないでしょうか。 困ったもんです。
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