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戦犯、憲兵、特高なんて極悪人としか思ってなかったけど、本書を読み、戦争の勝敗により線引きされ、追われ、不当に裁かれ、彼らにも非はあろうが悲しい運命に翻弄された戦争被害者でもあると感じた。
著者の父がモデルとゆうこともあってか、主人公の苦悩の姿および生への渇望が克明に描かれ、小説を読むとゆうより、まるで主人公を上から見ているような感じがした。 逃亡の日々や心情が縷縷つづられているためもあってか、逃げてほしいと願わずにはいられなかった。
月並みだけど、戦争の悲しさを感じずにはいられなかった。
ふと思う。戦争はおわってないんだと。 内紛や時々起こる戦争では、戦火の悲惨さもあるけど、市民はもちろんのこと、いわゆる加害者(でも被害者)も苦しみをかかえているだろう。 さまざまな思惑で戦争や内紛が勃発する影で、苦しむ人々がいる限り、戦争は終わらない。
レビューがうまく書けないけど、すこしでも本書に興味を持った方は、ぜひ読まれることをおすすめします。 感想は人それぞれでしょうが、早く読みたいと思う気持ちには共感していただけると、明言させていただいて。。
レビューのタイトルは、本書の終盤で主人公が戦犯とはいかなる存在か、あるいは自分が犯したとされる罪状の根源を振り返る場面の一文である。巣鴨の独房でこの結論に至った人物が本当にいたかもしれな!い。だとすると、終戦から半世紀以上を経た現在でもこの文章で表せる社会とは、一体何を成し遂げたと胸を張って言えるのだろうか。
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