書店で結構目立つところに並べてあった。タイトルも目立った。なにより、花柳幻舟の名にドキっとした。
あの、打倒家元刀傷事件と、往年の歴史学者、アジテーター羽仁五郎氏の若ーい女ともだち、、寡聞にしてそんな程度しか私は、著者に対する認識がなかった。
私は、時に名前からいろいろ力を感じることがある。この「花柳幻舟」という名からも、なんというか妖気というか凄まじい情念を感じ、この本を衝動買いしてしまった。
内容は、著者自身の氾濫万丈自伝的半生記だ。昨今のリストラ時代を生きる、弱々しき善人の大人たちに対する「一喝!」にもなっている。「人生いつだってやり直しはできる!」人生への応援歌である。なるほど、著書の生い立ちと流転の半世紀を読めば、一喝に対して、素直にうなずける読者が多かろう。
もし、あなたが、人生に疲れ、人から裏切られ、絶望の淵に彷徨っているのなら、本書を読んで欲しい。著者が自殺決行を真剣に考えるまで追い込まれたトラウマを、いかにして克服したかが書いてあります。
この著者の境遇に比べたら、きっとあなたは甘いはな垂れ小僧に過ぎない。
タイトル通りです。
「逃げたらあかん!」
年間3万人を越える自殺大国日本、そこに生きる人々のなんたる弱々しいことよ、なんたる体たらくよ!著者の声に耳を傾けようではないか?なんか、開き直りの自信が得られるよ。それにしても、著者は、可愛い女(ひと)です。