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送り雛は瑠璃色の (現代教養文庫―アドベンチャーゲームブック)
 
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送り雛は瑠璃色の (現代教養文庫―アドベンチャーゲームブック) (文庫)

思緒 雄二 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

身近に起こった奇怪な体験談を主題として純粋な“日本風”の怪談をゲーム化した「顔のない村」、ルールを極端にまで単純化し、物語としての完成度を追求した作品で、著者の代表作といえる「送り雛は瑠璃色の」、本文庫用に特別に書き下ろした作品で、“占い遊び”をゲームに取り込んだ実験的作品の「夢草枕、歌枕」を収録。

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5つ星のうち 5.0 国産ゲームブック最高峰の作品!, 2005/10/30
 1980年代半ばから1990年代前半にかけて、社会思想社から『ウォーロック』というゲームブック専門雑誌が刊行されていました。
その『ウォーロック』誌の30号および31号に分割して掲載された書き下ろしのゲームブックが『送り雛は瑠璃色の』です。
 主人公は中学生という設定なので、前半はのんきな学園モノの雰囲気ですが、先に進むにつれて、ありふれた日常が前世からの因縁に侵されていきます。
そのストーリーの運びが見事で、読後には一冊の小説を読み終えたかのような満足感が得られます。
 思うに、この作品は従来のゲームブックに比べて「ゲーム」の部分よりも「ブック」の部分の占める割合が大きいのです。
正直なところ、ゲーム性の点では、それほど画期的とは思いません。
ですが、ストーリーや謎解きの部分において、他のゲームブックを遥かに凌駕しています。
また、各所に和歌や民話などを散りばめることにより、作品世界のイメージを膨らませるのに成功しています。
ゲームブックとしては特異な位置にあるといえますが、一つの完成形として評価されるべき作品だと思います。
 この文庫版には『送り雛は瑠璃色の』の他に、『ウォーロック』誌の12号に掲載された『顔のない村』と文庫用書下ろしの『夢草枕、歌枕』が収録されていますが、前者はファイティング・ファンタジーのルールを借りた中途半端なものですし(それでも、独特の怖さや不気味さを醸し出しているのはさすがです)、後者はかなり実験的な色合いが強いので、個人的には『送り雛は瑠璃色の』単体で文庫化してほしかったように思います。
 いずれにしても、私にとっては忘れえぬ、そして大切な一冊です。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 数限りないふたつのもの達の物語, 2003/8/18
ここに描かれているのはふたつのもの・・・
ありとあらゆる対比、並立がそこにある。
魂と骸、生者と死者、夢と現・・・。
難しいけど、最後まで読み解いていただきたい・・・
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「古典部」(by米澤穂信)のモデル!?, 2009/5/28
本書の主要登場人物は、中学校の「歴史部」に所属する4人組。


主人公の男以外は、少しお調子者で雑学に詳しい男と、知的で勝気な小動物系の
女の子、そして、ミステリアスな長い黒髪の美少女、といったキャラクター配置です。

歴史部という部活名といい、キャラの人物造形といい、
米澤穂信氏の《古典部》シリーズを彷彿とさせます。


米澤氏自身も「野性時代」の企画、「米澤穂信を作った『100冊の物語』」のなかの一冊
として、本書を挙げているので、モデルにしたと考えても見当違いではないと思います。


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