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借金から逃げ出そうとボロアパートに逃げ込んだ男の恐怖や嘘のネタを週刊誌に掲載したばかりに不思議な出来事に巻き込まれるフリーライター、一人息子を亡くしたショックから立ち直れない夫婦など、都会に住む人々の哀しさや喜びをほろ苦いタッチで描いている作品が多く、一つ一つの作品を十分に楽しむことができる。
作品には、厳しい現実の中でも地に足をつけて踏ん張っている事が多く登場する。ずるいことをしたり、騙したりするのではなく、そんな中でもひたむきに生きようとする姿を読むことによって、読者も元気や勇気を分けてもらうことができる一冊だ。
帯には「著者初のアーバンホラー」と書かれているが、「ホラー」というよりは「ファンタジー」といった方がぴったりとくる作品の方が多いと感じた。
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