書店でなにげなく手にしたこの本の帯に書かれた言葉が気になった。
「おびえる20代、運用できない現役、反省するシニア」
何でも、各世代に向けた資産運用に関するアンケートの総括だそうだ。
少子高齢化に伴う日本社会全体の閉塞感に不景気の荒波が覆いかぶさり、誰もが自分自身や日本の将来に漠然とした不安を抱えてしまう時代。
この本を読んでみて、不安の正体は先が見えないということよりも、
何をどうすればよいかという「打つ手」自体がはっきりしないことにある、ということが分かった。
著者の言う「打つ手」のヒントとは、世代を問わず、自分の資産の現状を正確に把握し、思い描くこれからの生活計画に応じた行動をとる、というとてもシンプルなメッセージであった。
「資産形成」と言われるとどうしても身構えて捉えてしまいがちな自分だが、「使うためのお金」と「貯めて増やすためのお金」を区別することで、あまり深刻に考え込み過ぎず、できることからまず始めてみようかと思う。