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追憶の雨の日々
 
 

追憶の雨の日々 [単行本(ソフトカバー)]

浅倉 卓弥
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

不器用にしか愛せなかった、あの頃。そこにはただしっとりと冷たい雨が降り注いでいる。一面に沈んだ色彩の中に、僕は今もあの赤い傘を探している--。


第1回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞、映画化もされ133万部突破のミリオンセラーとなった『四日間の奇蹟』。その『四日間の奇蹟』前に描かれていた幻の小品が、いよいよ刊行されます。“どうしても忘れることができない、あの恋”――メンデルスゾーンや、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の調べに乗せて、30代を目前にした男女の儚い恋模様が描かれる、恋と喪失の物語です。『オールド・フレンズ』と対をなす、浅倉卓弥のもうひとつの恋愛小説です。

内容(「BOOK」データベースより)

不器用にしか愛せなかった、あの頃。そこにはただしっとりと冷たい雨が降り注いでいる。一面に沈んだ色彩の中に、僕は今もあの赤い傘を探している。幻の小品。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 157ページ
  • 出版社: 宝島社 (2009/8/7)
  • ISBN-10: 479667215X
  • ISBN-13: 978-4796672153
  • 発売日: 2009/8/7
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 71,876位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
タイトル通り、「一番幸せだった時期」の記憶を追いかける話。

ふとしたきっかけから始まった幸せな生活。
好きな人と一緒に住めること。好きな人の料理を毎日食べられること。
夜寝るときも、朝起きた時も、好きな人が隣にいること。

楽しくて、毎日があっという間に過ぎて、輝いていて。

そんな時期は、失ってからこそ輝いていたことがわかるし、
何より失ったことが痛い・・・

幸せな時期の暖かさと、それを失うことの体をもぎとられるような感触。
正直、泣くことさえ許されないくらいの「喪失感」と「痛み」を
物語の中に入り込んで、はっきり感じられる作品です。

あっという間に読んでしまった。そして自分の人生を振り返ってしまいました・・・
いろんなものを失ってきたけど、輝いていたものは確かにあったんじゃないかな。
そんな気分になります。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
喪失感 2010/10/4
形式:単行本(ソフトカバー)
どことなく大崎善生さんの作品を匂わせる"喪失感"を描いた作品でした。
主人公の男性は司法書士という職にありながら夢や目標が特に無い。
作中では一言も発していないが「生活の為」に働いてる、といったところだろうか。

彼のその無欲とも無気力とも取れるその感情に同調してしまった。
30歳を手前にして恋人も、自分の家族も持っていない。
まるで自分だけ時間が止まってしまっているかのような
世間に置いてけぼりを食らってるかのような感覚。

そんな時にふと訪れた転機。
中学校の同級生・佳織との意外な出会い。
そこから始まる二人の生活。

色々な予想をかきたてたのだが、終ぞ佳織の秘密に関しては明かされず…。
良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られた。
だが答えの無い結果というのも想像力を書きたてられて良いものだとも思った。

こういった話の場合、メインの男女のみで話が進んでいく作品が多いが
この作品では、お隣さん夫婦(と娘)、男の上司などが結構絡んできていて
読み終わった後も印象に残る登場人物として描かれている。
後半の吉野夫のエピソードなど、読んでいて微笑ましかったし
吉野妻の気持ちを考えると旨が締め付けられるような気もした。
"喪失感"を味わったのは決して主人公だけではなかった。
それがよく伝わってきた。

上司に対する印象も読み始めと読み終わりでは全く変わり
彼が最後のほうに主人公に伝えた言葉は、人としてとても大切な事のように思えた。

アラサーの独身男性には一度読んでみて欲しい。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 「4日間の奇跡」はSF(?)だが、なんだかリアルで現実にあった話のようだった。
その反面、この「追憶の雨の日々」は、現実にありえる話にもかかわらず、どことなく現実味がない。おそらく登場人物のすべてに,ほとんど「悪意」の要素が見えないからなのかもしれない。 
 佳織が中学卒業以降不幸になった原因に、主人公の今の仕事が関連しているのだろうか?と匂わせるような複線がありそうだが、はっきりとは書かれていなかったような気がするのは、僕の読解力不足だろうか? いずれにしろ、この小説のテーマは「恋愛」というより、若い男性ならほとんど体験がある(と思う),「かい性」不足による敗北感なのだと思う。そういった意味では コレに勝る小説はすぐには思いつかない。
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