ヒア・ミュージック移籍が話題の本作は、作品のトータルなイメージを大切にしたのかもしれませんが、作品の出来以前にディスク1が40分そこそこで、それにボーナス・ディスクでたったの4曲、あとは「ポール、新作を語る」の26分の二枚組というのはいかがなものでしょう。日本語のライナーにその「ポール、新作を語る」の訳が載っているので、それで十分、と思うのは僕だけでしょうか。まぁ、もちろんこのデラックス・エディションを購入しましたが。買った人にはわかりますが、開いたときの入れ子仕様は大人の物欲を満たしてくれます。したがって、買って損した気持ちにはなりませんが、なんかもうちょっとなんとか(ボーナス・ディスクの4曲は本編に入れて、「ポール、新作を語る」の26分はDVDにするとか)ならなかったものかと釈然としない気持ちが残るのも事実です。内容に関しては良い意味で、いつものポールです。一曲目の口笛なんかポールが楽しげに吹いている様が彷彿として、思わず耳をそばだててしまいました。