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追想 [DVD]
 
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追想 [DVD]

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登録情報

  • 出演: フィリップ・ノワレ, ロミー・シュナイダー
  • 監督: ロベール・アンリコ
  • 形式: Color, Dolby, Dubbed, Subtitled, Widescreen
  • 言語 フランス語, 日本語
  • 字幕: 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: キングレコード
  • DVD発売日: 2011/09/07
  • 時間: 101 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B0057RC6UI
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 12,129位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

テレビ放映版吹替収録!!
日本放映日…1979年11月12日/TBS 月曜ロードショー枠
声の出演……石田太郎、小谷野美智子、池田 勝、峰 恵研

【初DVD化】愛するものたちよ、私の心に生きろ!怒りの炎の中に哀しみを焼きつくせ!溢れる涙に照準をくもらすな!
『冒険者たち』(67)の名匠ロベール・アンリコ監督の傑作中の傑作!!妻と娘を惨殺された男の、狂えるナチの暴挙への凄絶な復讐!
怒りの火炎放射器が炸裂する、史上最高の復讐映画!!
★1976年セザール賞3部門受賞≪最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀音楽賞≫

1944年、第二次大戦下のフランスで外科医として黙々と働く男。戦火の拡大にともない愛する妻と娘を田舎へ疎開させるが、パルチザン狩りの
ドイツ軍小隊に娘は射殺、妻はレイプされ焼き殺されてしまう。溢れそうになる血の涙と嗚咽をかみ殺しながら、怒れる男は単身で反撃、
ドイツ軍を一人づつ処刑していく…。この悲劇の実話を映画化したのは巨匠ロベール・アンリコ。当時低迷気味だったフランス映画界復活作として絶賛され、
『冒険者たち』(67)と並び、アンリコ監督の代表作となった傑作である。出演には当時人気絶頂期を迎えていた女優ロミー・シュナイダー、そしてフランス映画界の
誇る名優フィリップ・ノワレ。近年のタランティーノ監督作『イングロリアス・バスターズ』(09)の元ネタでもある。

監督・原作…ロベール・アンリコ『冒険者たち』
製作…ピエール・カーロ『ボルサリーノ』
脚本…パスカル・ジャルダン『離愁』
撮影…エチエンヌ・ベッケル『真夜中の刑事/PYTHON357』
編集…エバ・ゾラ
音楽…フランソワ・ド・ルーベ『冒険者たち』

出演…フィリップ・ノワレ『地下鉄のザジ』
ロミー・シュナイダー『離愁』
ジャン・ブイーズ『グレート・ブルー』
マドレーヌ・オズレー『罪と罰』
ヨアヒム・ハンセン『レマゲン鉄橋』

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

『冒険者たち』のロベール・アンリコ監督が、フィリップ・ノワレとロミー・シュナイダー共演で描く壮絶な復讐ドラマ。ナチス占領下のフランス。娘を射殺、妻をレイプの末に焼き殺された外科医の男が、ドイツ軍兵士をひとりずつ処刑していく。

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48 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By アイク トップ500レビュアー
日本公開は1976年。
既に30年以上も昔のフランス映画ですが個人的にはトラウマに近いインパクトを受けた作品です。

1944年のフランス。ナチス侵攻が迫る中、外科医ジュリアン(P・ノワレ)は妻のクララ(ロミー・シュナイダー)と娘を故郷の田舎に疎開させることにします。
ジュリアンはその村の名家の出で、古い城を所有しているのでした。
いよいよドイツ軍の軍靴の音が近づいてきた、週末、ジュリアンは村へと向かいます。
しかし到着した村にはドイツ軍の先遣部隊の姿が…そして駆け付けた城で彼が目にしたものは・・・。

私の中での本作の位置づけはペキンパーの「わらの犬」とほぼ同格。
ただ、アメリカ映画の乾いたタッチとは異なり、じっくりと主人公の心情に寄り添う演出がなされている分、感情がかき乱される度合いはこちらの方が大きいかも知れません。
非エンタティメントよりなそのアプローチを良しとしないビューワーもいらっしゃるでしょう、しかし見れば分かるのだがその悲劇的な展開も壮絶なヴァイオレンス描写もちゃんとメッセージの手段であることが伝わって来ます。
そこが「暴力」を娯楽要素として利用するだけの昨今の映画とは大いに違う部分でしょう。

温厚で善良ながら冴えない風貌の主人公、ジュリアンが想いを寄せた美しく聡明なクララのハートを射止めるまでの切ないロマンスが前半にじっくりと描かれております。
その部分を冗長と見る向きもありましょうが、フィリップ・ノワレとロミー・シュナイダーという仏映画界の大スター二人の共演ですから、しっとりとした情感が息づいており申し分ありません。

この展開からは戦争の非道さを描いた、ともすれば気が滅入るような作品であるとの印象を受けるかも知れません。
実際、そのとおりではあるのですが、この映画に対して私が複雑な気持ちになるのは後半のシークエンスの描かれ方にあります。

ジュリアンは城を占拠したドイツ軍の部隊に対してたった一人で復讐のための「戦争」をしかけてゆくのです。
手にしたのは「古い猟銃」(原題です)一丁。
圧倒的に不利な状況ではあるのですが彼は幼少期を過ごしたこの城を文字通り隅から隅まで知り尽くしており、地の利を生かしてゆきます。
古城にはつきものの「隠し扉」「抜け穴」「秘密の通路」それらを利用して神出鬼没のゲリラ戦を繰り広げてゆくのです。
誤解を恐れずに言えばこの部分が「滅茶苦茶に面白い」。
気弱な一人の男が復讐に燃えて巨大な敵に戦いを仕掛けるという、ちょっとゲーム感覚も感じさせるエキサイティングな展開になっているのです。

ドラマ部分の悲劇性の大きさと「アクション映画」としての完成度の高さによってちょっと他に類のない印象の作品になっております。
ただ、結末のつけ方にはやはりヨーロッパ映画らしいシリアスさが漂っており、けっしてエンタティメントに流されてはおりません。

この「筋の通し方」もスゴイっす。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Bo-he-mian トップ500レビュアー
本作『追想』に関しては、先行して書かれた名レビューがすでにあり、アイク氏は「復讐劇」として、そして hide-bon氏は「男の哀愁映画」として紹介されていて、ある意味この2つのレビューで本作の魅力は語り尽くされたと言ってもよく、「私も書きます!」と手を挙げてはみたけれど「さて何が書けるだろうか・・・」と思案してしまった。そんな中、ロベール・アンリコ監督の映画のある共通点に気づいたので、それを中心に書きたいと思います。

アンリコ映画は、愛する者(時には自身)の死=「喪失」と、失ったものに関わる「記憶」にまつわる物語が多いように思われます。
ポランスキーの「タンスと二人の男」「でぶとやせっぽち」と共に、短編映画の名作として語られてきたアンリコ初期作品『ふくろうの河』は、死の瞬間に男が自らの人生を「回想」する物語です。また『若草の萌えるころ』は一種の青春映画でありながら、ジョアンナ・シムカス演じる主人公のおば=かつてスペイン市民戦争の闘士だった人物、との思い出を「追想」しながらその死を受け入れる物語でもあります。そして名作『冒険者たち』もまた、「失ったもの」の大きさを背負った男たちの物語、と捉えることができます。

戦争を体験した世代でもあるアンリコは、映画を通して問いただし、訴え続けようとした何かがあるように思うのです。
そして本作『追想』は、愛する妻と娘をナチスに無残に殺害された男の復讐が、かつての幸せの日々の回想を交えながら描かれる作品です。
戦争を扱った映画は、いわゆる「○○大作戦」ものかレジスタンスの抵抗を描いたものが中心ですが、この作品が個性的なのは、ナチス・ドイツを相手にした、一人の男のあくまで個人的な「復讐」を描いたことで、そこにアンリコの個人的な思いが込められているように感じられます。

そして、非常に重いドラマである一方、アイク氏の指摘にもあるように、ある種のエンターテイメント性を持っているのも確かで、特に憎っくき最後の一人を討ち果たすあの名シーンは、思わず喝采の声を上げてしまったことを認めます。
ビデオ版の解説に「フランス映画ならではの詩的アクション」という言葉がありますが、シンプルながら言いえて妙、ではないでしょうか。

いつもは色々と調べてレビューを書く方なのですが、この映画に関しては、先入観を持たずに書いたほうがいいのでは、という気がして、純粋に一作品を観た印象として感じたままに書きました。なので、今回は町山智浩氏の「トラウマ映画館」にも目を通していない、という事を書き添えておきます。
hide-bon氏も指摘されていましたが、筆者も同感なのは、この映画を思い出すとき、まっさきに脳裏に浮かぶのは、ロミー・シュナイダーのあの衝撃的なシーン・・・ではなく、フィリップ・ノワレが家族3人で自転車に乗っている、冒頭とラストのシーン、なのです。
なぜなのでしょうか?
それゆえに、この映画の邦題は『追想』なのかもしれません。
最後に、たちどころに「あの時代」に連れ戻してくれる、フランソワ・ド・ルーベの美しい音楽も心に残ると言わせて下さい。

蛇足ながら、今年に入ってからの'60、'70年代映画のDVD化、全くレビューの手が追いつかないくらいの猛ラッシュですが、何と次はパトリシア・ゴッジの『かもめの城』がDVD化決定のようです!が・・・、この作品は残念ながら未見なので、見巧者の方々のレビューを楽しませて頂く、読み手に回りたいと思います。
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hide-bon トップ100レビュアー
Amazonが確認した購入
ロベール・アンリコの「追想」に初めて出逢ったのは、名古屋の高校生時代。町山智浩氏やレビュアーのアイク氏と同様、自分もまた観終わった後トラウマ状態に陥ってしまった。
その後、東京の名画座で1度見返したものの、一向にソフト化されず、いつしか“幻の1本”として、忘却の彼方に忘れさられつつあった映画だが、「イングロリアス・バスターズ」公開に併せ、タランティーノが今作への愛と影響をたっぷりと語り、また、町山氏の「トラウマ映画館」でも取り上げられて、是非再見したいと思っていたら、この度晴れてDVD化されるとの事。まずはめでたいと言っておきたい。
で、映画の内容、作品解説については、前述のアイク氏が的確かつ詳細に述べられているので、それを参考にして頂ければ、と思うが、今作は、フィリップ・ノワレの悲しみの名演によるノワレ主演の映画であるにも拘わらず、やはり、ロミ―・シュナイダーの魅力に負う処が多いと思う。
製作サイドは、当初この役をカトリーヌ・ドヌーヴかジャクリーン・ビセットで考えていたらしいが、アンリコが、ロミーで行きたいと彼女を口説いたらしい。ドヌーヴもビセットも魅力的ではあるが、よくぞ、ロミーで、と思う(笑)。
冒頭と巻末、映画で言えば、プロローグとエピローグの部分と、本編での主人公ノワレの“甘美で幸福な記憶”の中でのみ登場するロミ―だが、否、それだからこそか、実に美しく聡明で理知的なのだ。
本編での主人公の“行動”の総ては、“彼女への思いの深さ”に起因する以上、当然と言えば当然なのだが、彼女のあまりの素晴らしさゆえに、観る者は皆、間違いなく深い悲しみから転じた凄まじい主人公の憎悪の大復讐劇に、共鳴すると同時に、やはり失ったものは決して取り戻す事は出来ない絶望と喪失感を痛感させられるのだ。
今作にはモデルがあるし、映画の4分の3を占めるのは、主人公の孤独な闘いだが(もちろん、これはこれで実に面白いのだが)、それでも、親子3人が仲睦ましく自転車で走っていく姿にフランソワ・ド・ルーべの哀切なメロディがかぶるあの印象的なオープニングとラストこそ、アンリコが本当に撮りたかったパートなんじゃないかとさえ思う。

リリシズムこそ、アンリコの真骨頂だから。そして、男は、こんな映画に弱いのだ。
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