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追想五断章
 
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追想五断章 [単行本]

米澤 穂信
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (29件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

5つのリドルストーリーに秘められた物語
古書店アルバイトの芳光は、依頼を受け5つのリドルストーリーを探し始める。実はその著者は生前「アントワープの銃声」事件の被疑者だったことが明らかになり……。著者新境地の本格ミステリ。

内容(「BOOK」データベースより)

古書店アルバイトの大学生・菅生芳光は、報酬に惹かれてある依頼を請け負う。依頼人・北里可南子は、亡くなった父が生前に書いた、結末の伏せられた五つの小説を探していた。調査を続けるうち芳光は、未解決のままに終わった事件“アントワープの銃声”の存在を知る。二十二年前のその夜何があったのか?幾重にも隠された真相は?米澤穂信が初めて「青春去りし後の人間」を描く最新長編。

登録情報

  • 単行本: 240ページ
  • 出版社: 集英社 (2009/8/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087713040
  • ISBN-13: 978-4087713046
  • 発売日: 2009/8/26
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (29件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 207,817位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
楽しめる作品 2010/3/16
形式:単行本
叔父が営む古本屋でアルバイトをしている菅生芳光は、店を訪ねて来た女性の依頼を
報酬目当てで引き受ける。依頼主の北里可南子は、亡くなった父の書いた五つの結末の
ない小説を探していた。調べを進めていくうちに、芳光は22年前のある事件の存在を
知る。事件の真相は?そして、五つの小説に隠された謎とは?

依頼主の可南子のもとにある、五つの一行だけの結末の文章。そして芳光が捜す五つの
結末のない小説。全てが組み合わされたとき、そこから分かることは何なのか?作者が
この作品の中に仕掛けた謎にワクワクしながら読み進めた。作中の五つの小説は、本文と
結末の組み合わせが22年前の事件の真相に結びついていくように、かなり計算されて
書かれている。その仕掛けには、ただただ感心させられる。途中は「こうなのだ。」と
思い込ませておいて、最後には意外な真相を用意しておく。作者にすっかりだまされて
まった。真相のインパクトの弱さ、主人公の芳光の今後などに多少の不満はあるが、
全体的には面白い作品だと思う。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:単行本
家庭の事情で大学を休学し、伯父の古書店に住みこみで働いている芳光は、
松本から来た可南子という女性の依頼で、彼女の父が生前に書いた五篇の
リドルストーリーを探すことになる。

やがて芳光は、二十二年前の、ある未解決事件の存在を知り……。

五篇のリドルストーリー(結末を書かない物語)
が作中作として収められた入れ子構造の本作。

可南子のもとには、それぞれの小説の結末に当たる「最後の一行」が遺されて
おり、小説が発見されるごとに、対応する結末が付されていくことになります。

  それにしても、可南子の父は、リドルストーリーという形式で小説
  を書いたにもかかわらず、なぜ結末を別に遺していたのでしょうか?

その謎を解く過程で、芳光は、それぞれ独立している五篇の小説から共通項を抽出し、
それらと二十二年前の未解決事件との間に、どのような照応関係があるかを、手紙や
雑誌記事といった「残されたテキスト」を参照することによって、読み解いていきます。

そういった意味で本作は、過去に埋もれた《スリーピング・マーダー》を追及する暗号ミステリなのですが、
扱われているのは、米澤さんが言うところの 〈虚空に放つような暗号〉です。つまり「読まれてはならない」
「でも、読んでほしい」という作成者の撞着が、暗号に反映されているわけです。

謎の中心となる過去の事件が単純で、その演出にも外連味がないのが、よくも悪くも
米澤流なのですが、二者択一を迫る五篇のリドルストーリーとその結末を再構成する
ことによって、語られなかった真実をおぼろに浮かび上がらせる本作の清新な手法は、
高く評価されるべきだと思います。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
2009年度ミステリーのベストテンに入った作品でしたので、読みました。
読みやすいストーリー運びです。
死んだ父親の遺したショートストーリーを探すという内容ですが、
そのショートストーリーがなかなか良いと思ったし、内容に破綻も無理もなく、
読んでいる間は、先が知りたくなります。

ただ最後に、どんでん返しがあるわけでなしそれだけの話だといわれると
何も残らないような気もする。

読んでいる時間を楽しむ上質のミステリーということなのかもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
家族の劇(ドラマ)をさがして
主人公・芳光は、家の事情から大学を休学中で、叔父の広一郎が細々つづける菅生書店の居候の身の上である。... 続きを読む
投稿日: 20日前 投稿者: anjie
淡々と
作者のファンではありますが、今作はなんだか全体的にジメジメと淡々と進み、主人公を含む登場人物の大半に好感が持てなかったので少し苦痛に感じた。... 続きを読む
投稿日: 26日前 投稿者: 並木道
予定調和に収まった
主人公は「叶黒白」が書いた小説五作品を探すよう依頼され、その中で徐々に隠されていた謎が明かされていくミステリー小説。構成が面白く、展開もわかりやすいためすぐに読み... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: CO
米澤氏の本を初めて手に取るようなかたにはおすすめできないですね
... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 春雨
二重のなぞときが面白い
死んだ父の書いた小説を探してほしいと依頼を受けた、古書店バイトの大学生の話。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: coconapple
渋くて淡い小説
古本屋でアルバイトをしている大学生である菅生芳光は、報酬に惹かれて北里可南子の依頼を引き受ける。その依頼は、亡くなった父である北里参吾が生涯書いた5つの小説(リド... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: itchy1976
まるでロス・マクのような
面白かった。
本書のテーマは「リドル・ストーリー」
あの「女か虎か」や、福永武彦「女か西瓜か」などの、結末が明示されない作品だ。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: mutantmogura
普通
映画化作品もあったりと、話題の著者。
この作品以外も2作品読みましたが、あまり面白いと感じず…。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: nylonxxx
いい味でてます
古典シリーズ、小市民シリーズとライトな連続物があり
インシテミルで映画化されて、いっきにメジャーになった感があります。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: アラ40です
なかなかの傑作
この物語は、バブル崩壊直後の平成4年です。
父が死に、学費の問題から休学せざるを得なくなった芳光。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ケイ
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