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迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか
 
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迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか [単行本]

シャロン モアレム , ジョナサン プリンス , Sharon Moalem , Jonathan Prince , 矢野 真千子
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか + 人はなぜSEXをするのか?―進化のための遺伝子の最新研究
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

私たちの遺伝子には、さまざまな危機的環境を生き延びてきた歴史が蓄積している。もしあなたが糖尿病なら、それはおそらく17世紀の短い氷河期に端を発している。急に訪れた極寒状況で、血糖値が高いために生き残った人びとの子孫であることを意味するのだ。−−異色の若手科学者による「楽しく読める」進化学。

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ病気の遺伝子がこれほど多くの人に受け継がれてしまったんだろう?そもそも進化とは、有害な遺伝子を淘汰し、役に立つ遺伝子だけを残すもののはず。なのに、なぜこんな遺伝子が生き残っているんだろう?―進化医学の新鋭、シャロン・モアレムが案内するメディカル・ミステリーツアーへようこそ。

登録情報

  • 単行本: 283ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2007/8/25)
  • ISBN-10: 4140812567
  • ISBN-13: 978-4140812563
  • 発売日: 2007/8/25
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書は、いわばダーウィン医学の入門書である。
近年は医学研究でも生物進化が考慮されるようになってきており、このような一般に分かりやすい本が翻訳でもちらほら出てきていることは喜ばしい。
多くのレビューアーが書いているように、この本で触れられているトピックには極めて興味深いものも多い。
たとえ現時点では十分に検証されていなくても、仮説として十分に価値のある話もある。

しかし、それらに対する筆者の解釈は、しばしば不適切であり、それが気になって読み進めるのが辛かった。
進化を扱っているにもかかわらず、筆者の進化に対する理解にはかなり問題があるからである。
生物進化の研究を志すものであれば、修士課程の大学院生でもしないような(したら馬鹿にされてしまうような)間違いがいくつもある。
たとえば、しばしば単純な群淘汰論に陥ってしまうことなどである。

本書が取り上げているトピックスは面白いので、そこに期待するのであれば良書である。
しかし、筆者の解釈を無批判に受け取ってしまう人にとっては悪書となるだろう。
読者を選び、読者に注意を要求する作品だと思う。
このレビューは参考になりましたか?
34 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
糖尿病は氷河期の適応が,環境が変わった今,問題になっている。マラリアになったら寝たきりになるのに,風邪だと無理をして会社に行っちゃうのは,マラリアは蚊に運んでもらえるから患者が動かなくても大丈夫だけど風邪は患者が移動しないと動けないから患者を寝たきりにできないから。なるほど,だから媒介者がいる病気ほど重篤になるのか。生物は単独で進化しているのではなく他の生物との関わり合いで進化していることがよくわかる。鉄を過剰にため込むヘマクロマトーシスや貧血も感染症へ対応するための進化だったものが病気という形になったもの。

病気という迷惑な進化も,もとをたどれば環境への適応だった。40年後に死ぬとわかっている薬を飲む理由はそれを飲まないと明日死ぬから。なるほど。

また,この本では最近はやりのエピジェネティクスについても具体的な例でわかりやすく説明している。妊婦が必要な栄養が少ないジャンクフードを食べていると,生まれてくる子供は栄養が少ない環境に対応するため栄養をため込む遺伝子がスイッチONになる。

けっこうびっくりするような学説を紹介していているが,どれも科学的な根拠があることで,特にこの本がえらいのは,紹介した学説のオリジナルがどの論文かを巻末に紹介してあること。この手の本には,どこからそんな怪しげな学説を引っ張ってきたのかわからないものもあるけれど,この本ではオリジナルに当たることができる。たとえば阪神淡路大震災のあと生まれた子供は女の子の比率が高かったことなど日本の研究者の論文が示してある。また,様々な学説を唱えている研究者のホームページも紹介してあるので信頼できる。

とにかく,文章が読みやすくて内容が面白い本でした
このレビューは参考になりましたか?
37 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
前半の進化医学に関する説明はかなり良くできている。イーワルドの主張の繰り返しもあるが、実例をしっかりあげ、論理も説明も明快で進化医学の入門書としては素晴らしい。

問題は後半にある。まず驚くのが、「種の保存のため」というナイーブな群選択説(純朴な、稚拙なとも形容される)を信じていること。群選択にまつわる議論はここ40年〜20年前のホットトピックだが、彼はその事を知らないようだ。彼の回りに種の保存論の論理的誤りを指摘してくれる人はいなかったのだろうか。種の保存論を信じていると、生物の社会性を論じるときに大きな過ちをおかすことになる。

次に突然変異に方向性があるという説。それ自体は度々主張されるから目新しくないが、本書のユニークな点は「遺伝子と形質が一対一で対応していないから」という的はずれなもの。遺伝子の多面発現性は古くから知られていたし、多面発現することと変異に方向性があるかどうかは全く別。
その後エピジェネティクスの話になるとまたまともに戻るのだか、変異の方向性と種の保存論という致命的な誤りは痛すぎる。
この二つがなぜどう間違いなのか分からないであろう初学者にはおすすめできない。
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最近のカスタマーレビュー
楽しく読める 進化の本
なぜ病気の遺伝子がこれほど多くの人に受け継がれてしまったのか。そもそも進化とは,有害な遺伝子を淘汰し,役に立つ遺伝子だけを残すもののはずなのに,なぜ病気の遺伝子が... 続きを読む
投稿日: 18日前 投稿者: シュウヘイ
人と病気の遺伝子とは二項対立でなく、相補的な入れ子構造となっている。
とにかく面白い。
進化は、その種のみで起こることではない。この世界のあらゆるものがあらゆるものに影響を及ぼしている。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 海
読まずにはいられない魅力にあふれている。
題名で興味を惹かれて手に取った。目次を見ても、読まずにはいられない魅力にあふれている。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: ポチR
問答無用の面白さ。
「なぜ?」そのようなことが起きるのか。
「どうすれば?」その問題を解決できるのか。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: aki
 「進化はまさに奇跡」に共感。強くお勧め。
... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: lexusboy
間違いだらけ
間違いや根拠のない議論が多い。経歴もいかにも医師兼研究者と思わせているがほとんどメジャーな雑誌に業績なく、医学部も卒業していないことが英文ブログで暴露されている。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: hiro
別の移民問題
500年程度の期間で、環境に応じた淘汰が固定すると言うのは驚きであった。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/5 投稿者: iccinc
文章は巧みで楽しいが注意が必要
この本の前半は大変面白い。適者生存として進化してきた生物としての人類が、現代社会で「病気」として遺伝子資産をもてあましている様子が明快に説明される。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/22 投稿者: 七味
迷惑な進化
読み物としても面白く、ぐいぐい読めた。
レポートを書くのにも役立った。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/16 投稿者: みっきい
私たちの体内で繰り広げられる遺伝子競争
 私たちの意思などにはおかまいなく人間の体内で繰り広げられる様々な遺伝子の激しい生き残り競争。これこそ病気の実態なのである。
投稿日: 2008/12/7 投稿者: Krokodil Gena
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