ラビリンス・ラビリントス: 監督/りんたろう・キャラデ/福島敦子
走る男: 監督・キャラデ/川尻善昭
工事中止命令: 監督・キャラデ/大友克洋(注:【AkIRA】以前)
以上の三部構成で、三作品とも、10分程度のショートフィルム。ストーリーとして観れるのは、【工事中止命令】だけで他の二作品はどちらかといえば、映像そのものを観て楽しむアニメだと思う。
【ラビリンス・ラビリントス】は映像がとても幻想的で、もはや芸術と言ってよいのではないかと思える作品。主人公のサチが飼い猫の跡を追い、振子時計の中へ迷い込み、摩訶不思議な体験をする話。
【走る男】は、無敗を誇る主人公のレーサーが精神的に追う詰められ、レース中に自分の幻覚に出会ってしまい壮絶なレースに陥ってしまう話。
この作品は、川尻さんの描くキャラクターの表情・肉体美を堪能できる内容。キャラクターだけでいったら、この作品を超える作画を観たことは無い。後、車体の爆発の表現は美しいです。
【工事中止命令】は、ロボットだけで工事が進められている現場に、失踪した前現場監督の変わりに主人公が送り込まれ、工事を中止させようとする話。
この作品は、主人公が止めようとしても全く言う事を聞かず、工事を続けるロボット達のコミカルな動きに中毒性があります。
主人公の声をあてているのは、今は声優業を引退してしまったと思える、【水島裕さん】です。マーズ役が懐かしい。
アニメーターを目指している人達には、是非とも御覧になってほしい作品です。
きっと良い刺激になることでしょう。