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迷宮の人生
 
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迷宮の人生 [単行本]

岡本 太郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

テロ、戦争、核、訳のわからない感染症。先の見えない世の中。「迷宮とは図式の空間ではないのだ。人生・即・迷宮」 混迷の時代を生き抜くための岡本太郎迷宮論。80年日本ブリタニカ刊「迷宮幻想」より抜粋、再編集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岡本 太郎
1911年生まれ。’29年に渡仏。パリ大学哲学科に在籍し、民族学などを学ぶ。抽象芸術運動に参加するなど、前衛的な活動を続け、’40年、戦争に引き裂かれ帰国。その後、暗い5年間の出征を経て、戦後の象徴的な人間像として幅広く活躍、’70年に大阪万博に「太陽の塔」制作。96年に急性心不全により死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 127ページ
  • 出版社: アートン (2004/02)
  • ISBN-10: 4901006665
  • ISBN-13: 978-4901006668
  • 発売日: 2004/02
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
人としての道を突き進もうとするとき、そこに迷宮が現前する。
迷宮とは迷路と違って全体像が掴めないどころか目の前すら真っ
暗である。そこに一筋の光を見つけては突然真っ暗になり、後ろ
前ともわからず全身全霊を込めて迷宮を抜けてゆく。

迷宮は人間として生きる人にしか現前しない。また、抜けること
も然り。

著者を深く知りたい方におすすめします。

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By ROCKY
形式:単行本
迷宮とは、一般には、一度迷い込んだら出てくることの不可能な空間のことを指しますが、岡本太郎は、私たちの存在そのものが迷宮であるとともに、私たちが生きる現実も、悩み壁にぶつかりながらさまよう迷宮なのだ、と説いています。そして、この迷宮のなかでは、危険な道を選んでこそ無限な夢が広がり、素晴らしい幻想的な姿が開かれるのだ、と語ります。迷宮の中でこそ、人は自己の運命を凝視し、生命が湧きあがり、燃えあがるというのです。このまま実践するのは簡単ではありませんが、純粋でエネルギーにあふれた人生論だと思います。また、太郎氏は、縄文やケルトの組紐文の芸術性を先駆的に高く評価しましたが、それは、そこに迷宮の世界観や運命感が表出されていると彼が正に感じたからでした。人生そのものを迷宮と見る、など自分などには全く意外で、思いもつかない見方をしていた岡本太郎の繊細で深い感受性に触れられたと思った書でした。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ina
形式:単行本
岡本太郎の「人生、即、迷宮」という哲学。このことは、生命論、人間論、宇宙論とも読める。岡本太郎は、なんとなくの雰囲気で「迷宮」という言葉を使っているわけではない。
カール・ケレーニイの「迷宮と神話」や、ジャネット・ボードの「世界の迷路と迷宮」を引用しながら、論文のように、きわめて論理的に、そして情緒や情感に訴えながら「迷宮」という僕らの中にある実感や感覚に迫ってくる。

ケルトの「組紐文」と「縄文」の類似点を引用し、彼の『美の呪力』(新潮社)からも引用しながら、ラビリンス・迷宮の世界を僕らにイメージさせてくれる。そして、迷宮というものを『動と静。相反し対立する渦』、『無条件で人間の夢をひらいた軌跡だから、そこには始まり、終わり、決められた形というものではなく、始まりは終わり、終わりは始まり、無限だ。』・・・・彼の豊穣なイメージ力と表現力で何層にも表現を重ねる。

岡本太郎の世界観・人生観・宇宙観が分かり、とても素晴らしい本です。文字も大きくて読みやすい(全127ページ)。だからこそ何度でも読み返してしまう。最後のあとがきに、岡本敏子さんが書いている「迷宮をゆく太郎」という文章も素晴らしいです。

岡本太郎・敏子ファンは必読です。
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