前巻は「第一部の終わりっぽい巻」として☆5つだと評価しました。そのレビューにて1〜5巻についても多少言及しておりますので、ご興味をお持ちの方は参照して頂ければ幸いです。(ちなみに、1巻は☆3つ、2〜5巻は☆4つの内容だと考えております。)
先に、1巻発売時から読み続けているファンとして明言しておきたいのですが、小説そのままに漫画化やアニメ化をすると、必ずコケる作品です。
理由は、全体的に話の盛り上げ方が緩やかなこと、キャラにオタクが多いためオタクネタが盛り沢山なこと、ストーリー展開や描写を冷静に分析すると無難なものが多いこと、が挙げられます。オタクネタについては、集英社が出しているからこそできるジャンプネタが多いですね。著者がオタクだから書きたいって理由もあるのでしょう。
7巻のあとがきにおいて、著者の松氏がアニメのシリーズ構成・漫画の原作を担当するとの言及がありましたので、上記点の配慮はされているようですが、12月4日の誌上発表までは安心できないかと思います(笑)
さて、7巻では進級の時期ということで、何人かアウトしたキャラの代わりに新キャラが2人追加されました。無愛想な美少女(表紙のキャラ)とイケメン男子です。今巻ではほとんど前者にスポットライトが当てられ、メインヒロイン3人と主人公の仲はさっぱり進展しません。後者のイケメン新入生に至っては、(少なくとも今巻では)噛ませ犬扱いです。
ただ、著者もリスタートとして扱っている巻ですし、次巻は「ちょっと番外編風味のあっと驚くストーリーを用意しようと画策しております(但し、編集長の許可はまだ取っていない)」ということで、今回はこれでまぁ満足かなという印象です。
著者の松氏は、メディア展開への参加に加え、『迷い猫』とは別のノベルシリーズも書き始めるそうですので、次巻は時間がかかっても良いので、中途半端な内容だけは避けて欲しいと思います。