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最も参考になったカスタマーレビュー
23 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一読の価値あり,
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レビュー対象商品: 近衛文麿とルーズヴェルト―大東亜戦争の真実 (ハードカバー)
大東亜戦争に関連する本は数多く出版されていますが、この本では特にイデオロギーの側面を重点的に書かれており、なかなかみられない視点での考察だと思います。近衛文麿、尾崎秀実を批判するのは勿論な事、保守系の人からも評価される事の多い山本五十六もぶった切っていますので人によっては抵抗もあるでしょう。 しかしながら、保守主義者はアジアの開放であったと大東亜戦争を前向きに捉えますが、そこで思考停止する事なく戦後アジアに共産主義国が出来た事や北進でなくアメリカと敵対する南進を選んだ当時の日本など、その実態をドライスティックに考える必要はあるでしょう。 近衛文麿の孫という事で細川護熙氏の名前が何度かでて批判していますが、これは執筆された当時(1994年頃と思われる)の政治を反映したもので、時代を感じさせます。 朝日新聞は戦中は軍国主義を賛美し、その反省から現在は平和主義に…という見方がありますが、この本を読んで思ったのは、なんの事はない戦中に軍国主義を支持したのは日本がアメリカと敵対する南進を選んだからであり、今も昔も反米であったという本質はなんら変わっていないと感じました。 この著者は“共産主義者の陰謀”としてしまうケースが多く、この本に書かれていることを丸呑みする事は難しいと思いますが、戦中、戦前の日本の考察としては興味深いし、この本で書かれているロシアとの日本の関係は肝に銘じておく必要があり、この本で指摘する戦前の日露関係は現在の日中関係に酷似しており、一読の価値はあると思いました。
12 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大東亜戦争は、敗北の戦争ゆえに「聖戦」ではない,
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レビュー対象商品: 近衛文麿とルーズヴェルト―大東亜戦争の真実 (ハードカバー)
大東亜戦争を美化する民族派がいる。しかし、軍隊の絶対義務は、戦争勝利である。敗北し、固有の領土を失い、300万人の生命を失い、外地にいた多くの日本人婦女子を蹂躙された。そんな戦争は、決して正当化してはならない。なぜ、このような亡国の戦争に、この国は突き進んだのか。当時国民的な英雄であった近衛文麿は、何を考えて、この戦争を企画し、そして自決したのか。山本五十六海軍大将の「2・3年は暴れてみせます」は、「3・4年後敗北します」を意味する以上、万死に値する返答ではないのか。 我が国が「東アジア共同体」「日米関係軽視」という、新たな「大東亜共栄圏」につき進む今、改めて2人の戦争責任を問わねばならない。そして、「大東亜戦争」を本当に企画したものは何だったのか、その正体に気づかねばならない。
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