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近代文学の終り―柄谷行人の現在
 
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近代文学の終り―柄谷行人の現在 [単行本]

柄谷 行人
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

柄谷行人の新たな展開へ向けた重要な論点をすべて含み、わかりやすい言葉で提示する待望の新著。名講義「近代文学の終り」をはじめ、漱石の文学論をめぐる新原稿、 浅田彰・大澤真幸・岡崎乾二郎との座談会や新鋭・萱野稔人によるインタビュー他をあわせて収録し、柄谷行人の現在がこれを読めばすべてわかるという一冊です。一貫してラディカルでポジティヴな、岩波版定本著作集以降の思考の全貌を明らかにするクロニクルです。

内容(「BOOK」データベースより)

柄谷行人の思想、総決算と新展開。

登録情報

  • 単行本: 273ページ
  • 出版社: インスクリプト (2005/11)
  • ISBN-10: 4900997129
  • ISBN-13: 978-4900997127
  • 発売日: 2005/11
  • 商品の寸法: 19.2 x 14.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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中途半端 2006/11/27
By mayaya
形式:単行本
10年以上前からとんとご無沙汰だった柄谷行人。久しぶりに近著を読んでみた(その前にを

ウオームアップがてら日本近代文学の起源を一読して)。定本とかは読んでいないが、

「探求」シリーズあたりからの彼の考えてきたことを何となくつかむことができるような

気はする。

感想は一言「中途半端」。まず、本書に収められたものからして中途半端。ほとんどが講演や

インタビュー、座談会で、柄谷本人の思考が突き詰められていない状態になっている。

しかも、もっとも重要(だと個人的に感じている)な「近代文学の終わり」が講演会のもの

だったりすると、ちょっとがっかり。全体の構成もやや苦しいかな。インタビューや座談会で

ありとあらゆることを聞いているので、構成も何もあったものではないようだが。

また、インタビューや座談会は、はっきり言えば柄谷賛歌状態。こりゃ持ち上げていろいろ

話してもらおう、という作戦か?

あとがきで自ら「自分の考えが書いたものより明瞭になっていると思う」と記すように、

わかりやすいかどうか、といえばわかりやすいし、ついでに裏話的なネタもいくつかある

ので、それなりに楽しい一冊であるが、個人的に柄谷行人に期待するものはそうしたもの

ではなくて、考えを突き詰めて記したものに対して対峙できる喜び的なものなので、

そうした醍醐味を味わえなかった点で星三つ(まあ、勝手に本書の意図と違ったものを

求めているのかもしれませんが)。
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18 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
不気味な沈黙 2005/11/21
形式:単行本
読後不気味な沈黙をありありと喚起させる本だ。タイトルのもととなった講義が大阪でなされたのはもう2年前なのだが、ますますこの不気味な沈黙はリアルになってきているようだ。

著者の透徹した認識ゆえ、誤読の余地はないのだが、やはりこの本は思いっきり誤読した方が自分には合っている。

何故 近代文学は終わったのか?

読者がいなくなったからだ。しかし、書き手がいなくなったわけではない。とすると、むしろ清々するではないか。もう商品をこさえなくともよいのだから。書くことと商品をこさえることとはどうもしっくり結びつかなかった。優秀な書かれた商品はこれからも続々と出現するだろう。だが、間違いなく商品でない作品も書かれるだろう。そのことも、この本には記されている。
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By イッパツマン トップ500レビュアー
形式:単行本
 「定本」が編纂・出版された頃の講演やインタビュー、座談会の編集本。まるで柄谷氏が文学のことを総決算的に書いてるようなタイトルだが、文学の話は三部構成の最初の一部だけであり、後はまあ、90年代以降の柄谷節と言って良い、いつものカントやネーションの話が展開される。本書の内容は、若い読者が「定本」以降の著作を読み込む前のウォーミングアップとしては有効だとは思うのだが、大昔からの固定ファンには余り目新しい話は載っていないので、星は渋目に点けている。(僕は三人称小説やバフチンの話がもっと広がってることを期待したんだけど、この肩透かしっぷりは書名を決めた編集サイドの問題だよなあ。)

 本作最大の読みどころは、最後の座談会で浅田氏がNAM崩壊から学んだことは何なのかを正面から尋ねるところ、あと柄谷氏の言う「アソシエーション」が具体的につかみにくいと大澤氏が食い下がるあたりだろう。どちらも余り本人が積極的に語りたがらないことだけあって、このお二方に聞かれたからこそ、穏やかな話の流れになってるのではないかと思う。
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