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・近代国民国家を構成する基本単位として近代家族を概念化することで、家族史・女性史と国家の関係史というテーマを打ち立てたこと。
・これに関連して、フランス等の国民国家も家族を基本構成単位としていることを指摘し、「日本=家族国家=特殊」という見解を相対化し、比較家族史の新たな可能性を提起したこと。
・住まいの形態という物質的な側面に光を当てつつ、戦前の「家/家庭」、戦後の「家庭/個人」という日本家族制度の二重構造を析出したこと。
・女性運動と国民国家(特に戦争)の関係を明らかにし、日本の女権運動が戦争に加担してしまった歴史的経緯を言説分析的手法で論証したこと。
つまり、国家と女性・家族の関係の重要性を強調することで、日本女性史研究に新たな視点を提示したということができる。文章も読みやすく、近現代日本女性史の入門書として最適。
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