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近代人の疎外 (同時代ライブラリー)
  

近代人の疎外 (同時代ライブラリー) [新書]

F. パッペンハイム , Fritz Pappenheim , 粟田 賢三
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

現代社会における非人間的状況を象徴するキーワード“疎外”――若きマルクスの疎外論とテンニエスのゲゼルシャフトの分析に注目して,現代資本主義の社会構造に疎外の根源を求め,人間性回復の道を探る哲学入門.

内容(「BOOK」データベースより)

現代社会のあらゆる局面に蔓延する非人間的状況を象徴するキーワード“疎外”―若きマルクスの疎外論とテンニエスのゲゼルシャフトについての分析に注目して、現代資本主義の社会構造に疎外の根源を求め、疎外は克服しうるかという問いに答えようとする。1960年に岩波新書として刊行され好評を博した人間解放への哲学入門。

登録情報

  • 新書: 209ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1995/2/15)
  • ISBN-10: 400260215X
  • ISBN-13: 978-4002602158
  • 発売日: 1995/2/15
  • 商品の寸法: 16 x 11.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 451,877位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 青ち
形式:新書
原著の初版は1959年ということで、もはや50年近く前の本ということになる。だが、この本に書かれている「近代人の疎外」という問題がいまだに問題であり続けていることを、読みながら痛感させられた。近代とは、なかなかポスト近代に移行してくれない、厄介な時代であるようだ。

テンニエス・マルクスを議論の中心に据え、「疎外」が近代においていかに問題であったかを論じているのだが、その分析における視野は広く、また文章も読みやすい。原文も平易なのだろうが、訳文もよい。現代の私たちが抱える問題を、半世紀前からあぶりだしてくれる好著である。興味のある向きにはぜひ一読することを勧めたい。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書|Amazonが確認した購入
この思想の流行自体はやや古いが、内容的には現代にこそ読まれるべき主張である。殺伐とした今の時代、人々は心をどこかに忘れていないだろうか? 40年以上前の哲学とは思えないくらい、現代社会を鋭く斬る重要思想である。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:新書
疎外論といっても、この本は労働環境論における疎外論を語っている訳ではない。又これは、構造主義者との論争を題材に扱っている訳ではないし、そのようなものを今更持ち出して、構造主義者によって叩かれたからといって古い思想と割り切るべきではないこともこの本の内容は語っているが、この本は分析しかしないような社会学の学術書では無いし、近現代の社会状況における疎外の克服という永遠に達成せぬかのように思われる、人類英知の究極的到達点への道程を示しているような思想書でも無い。(しかも著者はマルクスを批判している)この本は、近現代の社会構造や、科学技術、政治など多種多様な方面において、主にヘーゲルの自己疎外論と初期マルクスの疎外論、テンニエスらの主張を基礎に置いた、著者独自の切り口による近現代的実情に即した疎外の現状を解り易く解説した著者的疎外論を展開しているのだ。

インターネットや新自由主義経済システムなど、世界の社会のあらゆる方面にわたってグローバリズムとゲゼルシャフトが浸透し始めた現在、その流れの中で起こる疎外の現象を、この本の作者は40年も前にこのように洞察、解析し、疎外の克服への道を説いた。しかしその克服への道は険しく、決して達成せられぬものであることも著者は説いている。だからといってその歩みを止めたトコロで、何も変わりはしないということも著者は説いている。そしてんまた著者は説く、「それでもわれわれは歩みつづけねばならない」と....
この本は、ともすれば挫折しがちになってしまう精神的な反グローバリズム的個亡行動はもとより、市民運動、各種社会福祉活動、公共活動などに携わる全ての人々にとって、力強い援軍であり、心強い味方になると思う。前へ向かって歩み続ける人々にとっての心のバイブルとなるであろうと私は思う。

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