外交とはなにか、という「定義」から書き起こし、
宗教戦争から第一次世界大戦にいたるまでの欧州史をもとに
外交の発展を記述している。歴史が「点」の集合体ではなく、
「線」でつながっていること、そして、大局的にみれば
大きな歴史の流れがあることを感じさせてくれる。
現在の日本を冷静に見直すためにも役に立つ良書。
ぜひ多くの方に読んでもらいたい(特に大学生)。
各章ごとに「主役」を置くことで読み物として読みやすいのと
同時に、「主役」にあまり感情移入せず、客観的に記述しようと
している姿勢に好感を持った。
ただ、文章にややぎこちなさがあり、ひっかかる部分があった。
これは編集者にもっと努力して欲しいところ。