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近代の超克 (冨山房百科文庫 23)
 
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近代の超克 (冨山房百科文庫 23) [文庫]

河上 徹太郎
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

戦時中雑誌「文学界」が各界の知識人に呼びかけて行った座談会と、戦後竹内好によって書かれた同盟の論文を合本したもの。さまざまな論議を呼んだ前者と、思想そのものの帰趨を丹念に跡づけた後者と、あわせて精神史の重要な資料となろう。(外題・松本健一)

登録情報

  • 文庫: 341ページ
  • 出版社: 冨山房 (1979/2/9)
  • ISBN-10: 4572001235
  • ISBN-13: 978-4572001238
  • 発売日: 1979/2/9
  • 商品の寸法: 17.6 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
戦時中に「知的協力会議」のスタイルを模した試みでした。

旗振り役は、文學界編集責任者河上徹太郎氏。

2日にわたる座談討論会と事前提出の小論文の集積です。

近代の超克、という題のための前提条件をさぐる営みにおわりました。

つまり、専門分野の異なる出席者おのおのにとって、それぞれの立場における超克すべき「近代」とは何か、という問いに対する答えの一覧がのこされたのです。

竹内氏による解説とあわせて、講談社学術文庫の廣松渉氏による解説をお読みください。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By θ トップ1000レビュアー
有名な「近代の超克」。その発端となった座談会と各人の論文に、竹内好の解説付き、という内容。

期待して読んでみたのだけど、端的に言って「わからない」。
正確に言うと「何が言いたいのか全く共感できない」という感じか。

しばらくはなぜわからないのかがわからなかったのだが、林房雄の論文を読んでやっとわかった。
要するに、ここの論者(の多く)はただ自分勝手に描いた世界をひたすら語り、自分の世界に基づいて断言しているだけで、論証しようとしてないからである。
林房雄のが特に顕著で、勤皇の心は「悟れ」「感じろ」というだけである。そんなものを感じもしない私には共感のしようもない。
だが他の論文も似たり寄ったりの構造だった。

で、座談会の方は時々小林秀雄や鈴木成高がいいこともいうのだが、全体として迷走している。
まあ各界の巨匠ということで分野も何もばらばらなスペシャリストを放談させたらこうなるでしょうという感じ。

ついでにいうと戦意高揚のためというのが雑誌側にはあったらしいけど、どう見ても戦争からかけ離れた世界での議論に思えた。

竹内の解説がないと意味不明な内容に終わるところでした。
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