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近代の奈落 (幻冬舎アウトロー文庫)
 
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近代の奈落 (幻冬舎アウトロー文庫) [文庫]

宮崎 学
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

被差別部落の問題を考えることは日本の近代を考えることであり、部落解放運動を考えることは日本の社会運動を考えることだ。『突破者』の著者が、全国各地の部落を訪ね幹部に会い、かつてその地で激しく闘いつつ悩み葛藤した、水平社以来の運動家たちの歴史群像をいきいきと描ききった!近代日本の100年とはなんだったのかを問う激震問題作。

内容(「MARC」データベースより)

水平社以来の部落解放運動を担ってきた人間たちとその土地に焦点を定め、彼らが、また多くの部落民たちが何を考え、どう行動してきたのかを追跡する。『部落解放』の連載に加筆して一冊にまとめる。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 510ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2005/12)
  • ISBN-10: 4344407407
  • ISBN-13: 978-4344407404
  • 発売日: 2005/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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By itv
形式:単行本
第一作「突破者」も名著ではあるが、奥の深さ、対象の重さ、そして汲み取るべき思想の数々、という点で本書は優る。文字通り宮崎学の代表作となるだろう。

被差別部落を旅し、差別撤廃の第一線で闘ってきた歴戦の勇士を歴訪する。あるものは既に故人となり、あるものはいまだ健在である。いわゆる<同和利権>の存在が明るみになるなど、部落解放運動をめぐる昨今の環境は生易しいものではない。遅れてきた高度成長の果実を享受する姿勢は是としながらも、「自前」の運動を失くしてきた運動の未来に危惧の念を寄せる宮崎。そうした視点は、戦争に勝って差別を無くすというスタンスか、差別を無くして戦争に勝つ、というスタンスかという究極の二択の延長線上にある。そしてこの二択は独り差別の問題に留まらず、あらゆる「異議申し立て」の思想に随伴する問題でもある。

中上健次と坂口安吾をめぐる見解には異論が無いわけではないが、2002年下半期の名著に位置づけられるべき本である。

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17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この本は、日本に現存する部落(九州〜東京)を著者が取材し、主に水平社宣言(1922)以降の部落開放運動について記述したものである。たしかに、この淡々とした歴史的記述には胸を打たれるものがある。しかし、本書の論点は、そんな歴史を踏まえた部落の現在の姿にある。差別は一部にはなお陰惨に残っているとはいえ、若者は全国に拡散し、補助金で部落地域の再開発が行われ、かつての共同体としての連帯感(一体感)が失われてしまったのではないか?部落には、近代化した日本が失った何かがあったのに…。これでいいのか?文庫版解説で、社会学者・宮台真司は、現在の部落の姿を沖縄・在日朝鮮人の問題と同形の問題であるとする。本土や日本人の周辺にあったがゆえに独自の共同体・結びつきがあったのに、近代化することで便利で快適ではあるが何かがなくなる。苦しい闘争の末、彼らが勝ち取ったものが陳腐だなどとは言えない。しかし、考えさせられる本である。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
福岡で 麻生セメントと 解放同盟と 揉めて 麻生氏と松本氏が事務所で

交渉していたというのが 福岡解同の羽音氏の証言で 出てくるのが面白かった。こういう系譜に 今の麻生太郎氏があり また 解放同盟と関係の深い古賀誠氏という存在があるということに気がつかされました。
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