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辺境・近境 (新潮文庫)
 
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辺境・近境 (新潮文庫) [文庫]

村上 春樹
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 546 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

1990~97年、春樹さんは瀬戸内海の無人島に渡り、メキシコでバスに揺られ、モンゴル平原の戦場跡を訪ね、北米大陸を横断し、香川で美味しい讃岐うどんを食べ、震災後の神戸を歩きました。新装版刊行にあたり、新たに口絵写真を入れました。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

久しぶりにリュックを肩にかけた。「うん、これだよ、この感じなんだ」めざすはモンゴル草原、北米横断、砂埃舞うメキシコの町…。NY郊外の超豪華コッテージに圧倒され、無人の島・からす島では虫の大群の大襲撃!旅の最後は震災に見舞われた故郷・神戸。ご存じ、写真のエイゾー君と、讃岐のディープなうどん紀行には、安西水丸画伯も飛び入り、ムラカミの旅は続きます。

登録情報

  • 文庫: 301ページ
  • 出版社: 新潮社 (2000/05)
  • ISBN-10: 4101001480
  • ISBN-13: 978-4101001487
  • 発売日: 2000/05
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 竹内正浩 VINE™ メンバー
形式:文庫
村上春樹の紀行は、ものすごい辺境に行っても、まるで近所を訪ねるかのような飄々とした感じが、どこか漂う。内モンゴル、しかもノモンハン周辺なんて、ものすごい辺境ですよ。タフな旅であることは書かれているけれど、どこかとぼけている。そこにはいつものムラカミがいる(ノンフィクションライターの紀行が、たいしてタフでもないのに自分がどれだけ凄まじい冒険をしたかということばかり書き連ねるのと正反対だ)。そして、相変わらずよくものを見ている。たとえば以下の一節「中国人の建築家には、建てたばかりのビルをあたかも廃墟のように見せる特異な才能があるようだ」←中国に行った経験のある人なら誰しもうなずけるでしょう。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本書は作者が体験した旅行エッセイ7本から成り立っています。
僕がこれまで読んだことのある村上春樹の旅行エッセイは、どれもかなりのまとまった分量のあるものでした(『遠い太鼓』なんてある意味暴力的なquantityをもって迫ってくる)。

だからかもしれないけれど、本書のエッセイは「どれもこれも『分量的に』中途半端だなあ」というのが最初の感想だったと思います。
あるものは「おい!」と思うくらいに短いし、あるものは「う~ん」と思うくらいに長く感じます。

にも関わらず、僕はこの本の中の短編を数回読み返しています。
今回本書を通読したのは2回目なんですが、この本のすごい所は、あの頁・あの文章と、「パラパラと読み返してみようかな」と思って、本を手に取らせる力を持っていることだと思います(なんだか夏目漱石の『読書論』みたい)。

今ぱっと思いつくものは2つ(2つも!)
メキシコ旅行の『「ここでは誰も言葉の響きというものを理解しないのだ」という認識。』の一下り。
ノモンハン編の「どんなに遠くまで行っても、いや遠くに行けば行くほど、僕らがそこで発見するものはただの僕ら自身でしかないんじゃないか」この2箇所。

当然前後に文があるからこの文が出てくるのだけれど、この文はそれぞれに僕をひきつける力を持っているような気がするし、(なぜか?)何度となく頁をめくって、この箇所に行き当たっているという不思議な『引力』のあるものです。

この本を読んだほかの人も同じような『引力』を感じているのだろうか?というのが、この本に対する僕の疑問でもあります。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By jinya
形式:文庫
 いくつかの章立てになっていて、日本国内から海外までいろんな地域をカバーした旅行記。とりわけ僕の心に残ったのは、「ノモンハンの鉄の墓場」。
 「ついこの間」の戦争である「太平洋戦争」のきっかけとなった「満州事変」跡地を辿るものだが、この戦争が「ついこの間」だったことをありありと描いている。日本だとかの戦争は、ずいぶん昔のことであり日本は完全決別した遠い過去のような扱われ方をしているが、これが誤った認識なんだな、と改めて感じさせられる。
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ノモンハンで70年前の兵士に会いたい
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投稿日: 2009/12/30 投稿者: ぬらりひょん
1990‐1997の書下ろしを含む、時折深く真剣な心情が吐露されたロードエッセイ集
10点程のカラー写真と20点程の白黒写真を含む1990−1995年のロードエッセイ集。作家や成功者が多くすむ米イースト・ハンプトン、日本の瀬戸内海の無人島(からす... 続きを読む
投稿日: 2009/8/14 投稿者: New JJ-K 72
著者のいたそのとき、その場所。見事に文章に定着させている。
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投稿日: 2009/7/12 投稿者: mfhty
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「ねじまき鳥クロニクル」が戦後生まれの僕にとっての「戦争体験」だった。教科書で太平洋戦争の戦死者数200万人という数字を見てもピンとこない。NHKの第二次世界大戦... 続きを読む
投稿日: 2009/3/17 投稿者: ゆうき
結局これも買ってしまいました。
この本は多分10年位前に写真集とペアで発売されたもので、本を読んだあとはパラパラと写真集を適当に見る日が続いていた。なんか今度のは上手く一冊になっているのだろうか... 続きを読む
投稿日: 2008/3/4 投稿者: cecedece
旅をする意味と意識の中の辺境とは。
村上春樹さんの本はほとんど読んだけど、久しぶりに手にとってみたのがこの本。
やはり不思議な魅力がある。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/2 投稿者: junior-san
旅を忘れた大人たちへ
著者が本書を通じて、旅をすることは生きることそのものであることを私達に教えてくれます。危険で苦しいだけのメキシコの旅を通じてのみ体得できること。不潔で不毛なモンゴ... 続きを読む
投稿日: 2007/6/6 投稿者: baaaaan
円熟の丸さ
村上の旅行記というと 「遠い太鼓」をまず挙げたい。欧州に住むということへの緊張感と... 続きを読む
投稿日: 2007/5/27 投稿者: くにたち蟄居日記
旅の新しい提案書
「秘境」がテレビや本であちこち紹介されるぐらい、

今の時代には物理的な辺境地などありえなくなっている。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/6 投稿者: かさこ
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