私は、無名クラシック音楽ファンです。
十代半ばからクラシック音楽ファンになったのですが、
高校1年の時に早くも『アルヴェーンの交響曲第1番』をラジオで聴いた事が切っ掛けで、
無名クラシック音楽の魅力に魅り付かれてしまいました。
無名のクラシック曲について調べてみて分かったのは、何も完成度が低い作品ばかりというのではなく、
完成度が高く、とても魅力溢れる曲であるにも拘らず、運の悪さや宣伝力不足などで知名度の低さに甘んじている曲が、
意外と少なくないという事。
そういうのにいち早く気付いていて、ミニコミや個人誌などでマイナークラシック曲の紹介をしていましたが、
宣伝力の低さなどで殆ど反響なし。
インターネットをやり始めて、レアクラファンが意外と多い事に気付きました。
2chやブログ、サイトなどで、マイナーなクラシック曲について紹介している人も、少なくない。
一般書店で売られる系の書籍でも『交響曲読本』(音楽之友社MOOK)など、
マイナーなクラシック曲についても触れているものはありましたけど、
それのみを敢えて取り上げた書籍というのは、恐らくこのシリーズが最初だろうと思います。
その意味では、とても画期的で嬉しく思いました。
勿論私も、自費出版でこの手の本をいずれ出そうという意思はかなり以前からありましたが、
色々と手掛けているために中々出来ず、ブログで紹介するのが精一杯で、先に出されてしまったという感じです。
でも、無名の名曲が少しでも知名度が上がれば私としては嬉しいので、悔しいとかいう気持ちはありません。
むしろ、どんどんやって欲しいです。
因みに、この本の著者は大学の教授ですけど、音楽に関しては専門外です。
往々にしてこういった枠をはみ出る様な試みは、在野や門外漢によるものが多い。
実を言うと、私のブログがこの書籍で参考として取り上げられております(ルーマニアの頁参照)。
まさか、拙ブログが参考にされるとは、夢にも思わなかった。
大変恐縮しております。
かく言う私も、在野の人間です。
音楽の専門家がこの手の本を出そうとは思わなかったのか?
やはり、内容が内容だけに、売り上げがあまり期待出来ないという問題があるので、
それが中々本にならなかった一番の問題かも?
それから、本当に好きでなければ、こういう本を書く人はいないでしょう。
有名な曲ばかりでは飽き足らない、もっと未知なる曲を求め知りたいという“好奇心旺盛な”クラシック音楽ファンには
優良な手引書と言えます。
ただ、作曲家の名前の日本語表記で、適切かどうか疑わしいものがあり、そこが惜しい。
例・ムウィナルスキ→ムリナリスキ、チェスク・ザデヤ→セスク・ザデヤ
恐らく、他の人による表記をそのまま引用したのだと思いますが、もっとこの面にも注意を向けて欲しかった。
道無き道を開拓する行為なので、色々と面倒な所はあるとは思いますが。
私も、マイナークラシック音楽をブログで紹介する時、誤った情報を書いていた事に気付いて慌てて訂正する事があるので、
余り人の事は言えませんが(笑)。
が、この仕事の意義、重要さ、情熱、努力を考えれば、断然星5つでしょう!!
この流れで行くと今度は『北欧(の中の無名作曲家)・バルト篇』でしょうか?
『カフカス(グルジア・アルメニア・アゼルバイジャン)・トルコ篇』でしょうか?
『イギリス(の中の無名作曲家)・アイルランド・スコットランド・ウェールズ篇』でしょうか?
とても期待しております!!