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辺境から中心へ 日本化する世界
 
 

辺境から中心へ 日本化する世界 [単行本]

榊原英資
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商品の説明

内容紹介

【編集者から】
閉塞感が漂う先進国の経済社会。それを打開するカギは、実は日本にあった!
 日本は豊かな自然に恵まれ、世界の東の果て、辺境にあるがゆえに外国から
の侵略もなく、独自の文化をじっくりと育てることができました。
 今後、高い経済成長こそ望めないものの、成熟社会としては理想的な状況に
あると言えるでしょう。「ここまで成熟した国を造り上げて、どうして悲観的
になってしまうのでしょうか」と榊原氏は言います。
 西欧の没落、アメリカ文明の終焉と考え併せれば、日本が辺境から中心へと
躍り出ることは「決して願望ではなく、現実なのです」。
 榊原英資氏(元財務省財務官、現在青山学院大教授)による、歴史の潮流か
ら見た日本再発見論。

著者について

榊原英資(さかきばら・えいすけ)
青山学院大学教授.
1941年生まれ.東京大学経済学部卒業.大蔵省入省後,ミシガン大学で経済学博士号取得.
IMFエコノミスト,ハーバード大学客員准教授を経て大蔵省国際金融局長,財務官を歴任.2010年より現職.

『榊原英資 インド巨大市場を読みとく』(共著),『幼児化する日本社会』,『強い円は日本の国益』,
『日本人はなぜ国際人になれないのか』(東洋経済新報社),『龍馬伝説の虚実』,『ドル漂流』(朝日新聞出版),
『フレンチ・パラドックス』(文藝春秋)など著書・論文多数.

登録情報

  • 単行本: 259ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2011/4/15)
  • ISBN-10: 4492395482
  • ISBN-13: 978-4492395486
  • 発売日: 2011/4/15
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By blackstar トップ1000レビュアー
 「ミスター円」の元大蔵官僚のエコノミスト、青山学院大学教授による日本礼賛本。他の本では日本の没落を警告しているようだが(未読)、震災後に緊急出版された本書では日本の素晴らしさを訴える。

 ただ、他の著書に比べると、専門性がないためか底が浅い。そもそも内田樹(著者の高校・大学の後輩だ)の「日本辺境論」にインスパイアされ、「西欧から見れば辺境である日本文化は素晴らしい。逆に辺境が中心に影響を与えはじめている」という趣旨で書かれているのだが、日本文化の素晴らしさ、特徴についてはは梅棹忠夫「文明の生態史観」や松岡正剛の著作などの引き移し。影響といってもスシが海外で受けている、くらいしか事例がないし…

 やたら食文化に関する記述が多く、日本列島は寒流と暖流がぶつかる場所で、魚類の種類が豊富、西欧に比べると魚料理が充実している…などこれも各専門書の引き移し。自分では読まないような知識で、これはこれで面白かったが経済学者の書いた本を期待した向きにはいささかがっかりかも。

 説明するのは抜群にうまく、きっと大学では人気教授なのだろうが、自分ならではのテーマ性がないことがここで露呈してしまった。官僚的頭の良さとは先人や海外の専門家の言をうまくexcerptして編集する能力なのだろうか。講演会なら充分楽しめる内容だろうけど。
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