奇跡の成長」で沸き立つ中国であるが、今後、中国の実像を理解するために最も重要な因子は、
「農民」と「土地」である。本書ではこの二つの因子を中心に中国を分析している。
中国はここ20年ほど奇跡の成長を続けて来たが、これをこれからも続けて行くことは難しい。
現在の中国は日本がバブルに踊った1980年代のような状況にあり、なんらかの調整が避けられない。
その調節は、政治体制を揺るがす可能性もあり、中国は日本がバブル崩壊後に味わった以上の
苦しみに直面する可能性がある。その調節が終わった後に、中国が周辺諸国に及ぼす政治的な
影響力は、現在よりも小さくなる。
それは、国内統一を維持するために、より大きな力を裂かねばならなくなるためである。
したがって、中国が米国のような超大国になることはない。気鋭の学者が説く、新しい視点の中国論。
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