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農業ビッグバンの経済学
 
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農業ビッグバンの経済学 [単行本]

山下 一仁
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

真の食料安全保障達成のためには米作振興による農地資源確保が不可欠だ。農地法廃止とゾーニングの強化、高米価から直接支払いへの転換、貿易と食料安全保障の両立、農協・農水省の解体的な改革など日本農政抜本転換を具体的に提言。

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ、もっと米を作ってはいけないのか?農政失敗の本質に迫り、農地法廃止とゾーニング強化、直接支払いへの転換、農協・農水省の解体的改革など抜本改革を提言。

登録情報

  • 単行本: 320ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2010/3/24)
  • ISBN-10: 4532354080
  • ISBN-13: 978-4532354084
  • 発売日: 2010/3/24
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By 西山達弘 トップ500レビュアー
形式:単行本
力作である。
衰退しつつある日本の農業の、将来に向けて必要な提案がとてもたくさん込められている。
著者は、政策決定に携わってきただけあって、今のこの国の農業をめぐる問題点を、深くとらえている。

著者の主張は明確である。
農業政策で今のこの国にあるのは、農家の保護であって、消費者の目線はどこにもない。
今必要なのは、減反の廃止、関税の削減とEUのような大規模主業農家に限定した直接支払い政策である。

興味深い分析がいくつもある。
日本の米価と中国の米価が近づいてきているという。このまま行けば、十分輸出で採算が取れる可能性もあるという。
減反をやめれば、国内需要も拡大するし、ミニマムアクセスも不要となる。備蓄米の政府負担も削減できるという。
さらに、今話題の口蹄疫も輸入麦わらが感染源として疑われており、減反をやめて大規模化を進めれば必然と麦わらの収集が進み口蹄疫の予防にもつながるともいう。
化学肥料や除草剤など環境に負荷のかかる作業をしているのも、兼業農家であるともいう。

それにしても、農協という組織は、農家のためでもなくましてや消費者のためでもない自己防衛と集票のための組織となってしまったのかと愕然とさせられる。
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7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
国際交渉に携わった元農水官僚の著者が、真の食料安全保障、消費者重視の

食料政策を実現するための、農業政策について、詳しく分析・提言されている。

短いレビューでは、要旨や感想を書くことができない、内容の濃い本である。

古巣の農業界を知り尽くす著者はその舌鋒もまた鋭く、痛快である。

興味深かった点の一つは、既に日本の消費者は消費税1.6%分の高い農産物を買うことで、

農家を間接的に支援しているが、その支援を「農業を主たる生業とする農家」への税金による直接支払いに

へ転換していくことで、農業の構造改革と貿易自由化を両立できるという主張であった。

経済学初学者レベルの数式やグラフが出てくるので、難解さが少々感じられる。

そのような部分は飛ばして概要を理解すればよいだろう。

一般の人たちが考える”日本の農業に関する常識”が根拠に乏しいことがわかり、目から鱗が落ちた。

TPP交渉や農業政策に興味を持つ人は必読の一冊。
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8 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By みつば トップ1000レビュアー
形式:単行本
間違いなく名著です。現在の日本の農業政策にかかわる問題点を見抜き、言い切っています。

お米の減反が及ぼす悪影響に始まり、現在の農業政策のあるべき姿を「日本の食糧を守る」という誰もが納得する観点から述べています。

多少なりとも農業の世界が分かる方にとっては納得すべき点が数多くあります。

しかしながら非常に読みにくい書です。難しい問題について述べているのでやむを得ないのかも知れませんが、多くの計算式やグラフを用いて数学的な説明が数多くなされており、さらっと読むことはでない書です。たとえ関係者でも、相当時間をかけなければなかなか理解し辛いと思います。

もう少し簡単に現在の農業政策等を学びたいのであれば、ベストセラーとなった「日本は世界5位の農業大国」をお勧めします。

また、題名に「経済学」とあるものの、一般の経済学を農業を通して解説するという書ではありません。従って、経済学を幅広く勉強しようとしての購入はしない方が良いと思います。あくまでも、農業政策の内容が中心です。

主張は素晴らしいのですが、読みにくいことを減点とし、★3つとします。
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