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農は過去と未来をつなぐ――田んぼから考えたこと (岩波ジュニア新書)
 
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農は過去と未来をつなぐ――田んぼから考えたこと (岩波ジュニア新書) [新書]

宇根 豊
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 861 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

イネを植えるのに、なぜ田植えって言うんだろう? 田んぼの生き物を数えてみたら、5700種もいることがわかった。田んぼはイネを育てるだけでなく、多くの生き物を育てているようだ。環境稲作を提唱してきた著者が、生産者減少や食料自給などの問題を考えながら、「農」が本来もっている価値を一つ一つ拾いあげていく。

内容(「BOOK」データベースより)

イネを植えるのに、なぜ田植えって言うんだろう?田んぼの生きものを数えてみたら、5700種もいることがわかった。田んぼはイネを育てるだけでなく、多くの生きものを育てているのだ。環境稲作を提唱してきた著者が、生産者減少や食料自給などの問題を考えながら、「農」が本来もっている価値を1つ1つ拾いあげていく。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2010/8/21)
  • ISBN-10: 4005006620
  • ISBN-13: 978-4005006625
  • 発売日: 2010/8/21
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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風景の意味 2010/9/3
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自給とは何かの問いかけ
百姓はけっして米を「つくる」とは言わず
「とれる」「できる」と言う意味
なぜ「稲植え」と言わずに「田植え」と言うのか
「田を植える」という言葉は、
稲を「田に植える」のではなく
稲を田の一部にする、という気持ち
人間とは自然のままに生きたくても生きられないからこそ
なおさら自然に生きたいと思い、悩むのだという言葉
ありふれた「ただの風景」の大切さ
「ただの虫」「ただの草」「ただの時間」「ただの村」「ただの人生」の価値
究極の幸せな世界は
ふつうの暮らしの中で
春には田んぼのカエルの鳴き声を聞き
秋には赤とんぼを追いかけることであり
日本全体が田んぼを含めた自然と一体になって生きていることなのだと
最後にしめくくられ
今の日本への重大な警鐘にもなっていて
ジュニア新書ではあるが
大人が読んでも充分読み応えのある本である。
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面白かった点
○虫見板を使って、稲につく虫の数を調べながら、農薬を散布すると農薬使用量が半減できる。
○有機農業の田んぼが生き物の数が多く生物多様性が豊かとは限らない。田んぼの水張り、クリー
クの手入れをしなくては生物の多くが生息できない。赤とんぼやカエルの大半は、水がいつも満た
された田んぼがあってこそ。

○西日本の赤とんぼはウスバキトンボ、東日本はアキアカネが主体。
○食糧自給とは、地産地消を貴しとすること。今以上の生産性を追求せず、リカードの比較生産費
説を重視しない。

○ミツバチの大量死亡はネオニコチノイド系農薬か?
○1960年代まではホリドールという毒性の強い農薬が使われていたが、1970年代から弱毒性のもの
に代わった。

○農業や農産物加工の撤退で竹林の侵出が日本中で見られる。
○とりたててどういうこともない、しかし、美しい風景、即ち、ただの風景は、ただの百姓仕事、
暮らしで保たれている。棚田もそう。
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