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輪違屋糸里 下
 
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輪違屋糸里 下 [単行本]

浅田 次郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

島原の芸妓・糸里は土方歳三に密かに思いを寄せていた。 二人の仲を裂こうとする芹沢鴨には、近藤派の粛清の白刃が迫りつつあった……

内容(「BOOK」データベースより)

九月十八日の雨の夜、何が起こったのか。罪と闇が溶ける、男と女の匂い。暗い闇にただよう死の静けさ。浅田版新選組。

登録情報

  • 単行本: 285ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2004/5/27)
  • ISBN-10: 4163229604
  • ISBN-13: 978-4163229607
  • 発売日: 2004/5/27
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
新撰組に関わった女性達-前川家、八木家の女房たち、お梅、そして当時正五位の位を持つ太夫を目指す島原の妓たちの視点から描かれる芹沢暗殺までの物語。

芹沢が殺されるのはなぜか?近藤たちと芹沢の決定的な違いは何か?が男たち側のメインテーマだとしたら、女達は彼らをどう捉えていたのか?登場人物がすべて異なる芹沢観を持ち、男も女も自分の気持ちに気づかなかったり、気づかぬ振りをしたりして、命を張って生きている。

ここまで人々の心情を中心に描ききった新撰組物は珍しいと思う。また、島原の慣習、京都人と江戸人の違いといった隠れたテーマも興味深い。

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形式:単行本
大変おもしろかったです。文章に品がありました~。
歴史の表舞台には決して出てこない女達。
それでも、歴史を動かしてきた男達の傍らにはいつも
理不尽に耐えながらも、強く生きるたくさんの女性がいたのです。
女の視点ではないと気付かないような優しさや苦しみ。
新撰組が、とても「人間らしく」感じられました。

読み終わったあと、女達の選んだ道を思い返しては
涙をぽろぽろ流してしまいました。
女性の方にぜひ読んでほしい本です。

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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 3年ほど前に書かれた「壬生義士伝」に続く浅田新撰組第2弾。「壬生」よりもかなり早い時期の新撰組を、彼らが寄食していた屋敷の主婦たちと京都島原の太夫と呼ばれる位の高い花魁の目を通して描いている。

「壬生」は新撰組の勢いが良かったときから、大きく変わった時代に取り残されて彼らが朝敵とされ、転がるように壊滅していく様子を描いているため、かなり哀調を帯びたものに仕上がっている。これに対して「輪違屋」は、はじめは食い詰め浪人や農家の次男三男の寄せ集めだった若者たちが、次第に新撰組としての形を整えていく過程を描いたものである。だから前向きな気概が感じられるし、また些細なことで同士をも粛清する人斬り集団となっていく恐怖の味わいもある。

「壬生」でも同様だったが、登場人物の言葉には驚かされる。花魁が話す隔離された特殊な郭言葉、貧乏な侍よりもよほど裕福な商人の京言葉、江戸から京都にやってきた莫連の姐さんの威勢のいい江戸弁。人々が生き生きと、本当に目の前で話しているような気にさせられる。

 この作家は本当にうまい。特に長編では、これでもかこれでもかと登場人物の心情を畳み掛けてくる。「泣かせの浅田」と言われるが、さもありなん。

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