石室から脱走したミラーは、晶とまゆに発見されて事なきを得る。
別の石室に乗り込んだサットン達は由とノブオに救出され、ようやく全員がセンターに戻る。
遂に大佐殺しや遭難の真相の一部が明らかになるが、未だ謎の部分も多く、一応進む島からの脱出作戦も確実性を欠く。
そんな中、碧の癌は確実に進行してゆく。そして由と晶は急接近。後々まで続く三角関係が遂に本格化する巻です。
むしろストーリーにド派手な動きが見られない巻の分、三人の心情(って言っても由のモノローグはないですが)が中心に描かれている感じでした。
私は、碧が由を想うからこそ、癌を隠して、自分の側にばかりいるな、「お前なんか嫌いだ」と怒鳴るのが非常に切ない巻でした。
清水先生は画集を出しておられるだけあって、特に人物が本当に美しいです。女子が時めくシーンも盛り沢山です。
もう10年以上前に出た作品なので、今から入手するのは難しいかも知れませんが、文庫版も出ているようなので、ゼヒどうぞ。
日本漫画界有数のストーリーテラーの和風SF作品です。