登録情報
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勅使河原宏、秋山邦晴、高橋悠治、一柳慧、小杉武久、水野修孝、和田誠、細江英公、高橋睦郎、松本俊夫、飯村隆彦、赤瀬川源平、横尾忠則、粟津潔・・・このあたりの名前に反応する人は是非中身を確認して頂きたい。
企画から発刊までに7年かかったという編集の推移と苦悶があとがきに書かれていたが、そこから伺えるように本書はA4版400ページ越えという豪壮な仕様であったとしても(それ故に)まとまりのある編集であるとは言い難い。ほとんど意味をなさない大まか過ぎる目次や、全く統一性の無い章割りなど決して完成度の高いものであるとは言い難く、悪く言えば手に余るだけの莫大な資料と多くの関係者の文章を無理やりに寄せ集めてきたような代物であり、それを省みると少々高額感が拭えずとても残念な所ではある。が、逆に言えば草月アートセンターでの諸活動自体が一つのものに収斂されうるものではなかったことの証明なのではあるまいか・・・というのはあまりにも出来すぎたコメントか?
しかし、掲載されている多くの図版・・・神妙な面持ちでステージ上でなにやら訳の分からないことをやっている人の写真や、コンサートや映画祭の色褪せたチラシに書かれた演目名や映画タイトルなどを見ているだけで、そういうものが実際に行われていたことを想像すると子供のように興奮してしまう。この手のものが好きな人たちには分かって頂けると思うがこの分厚い本はどこのページを開いて眺めているだけでドキドキワクワクしてしまい編集のことなどどうでも良くなってしまう。
定価7500円、限定1000部。同じ興奮を共有出来る人だけが購入すれば良いということだろう。迷っている人は在庫があるうちにどうぞ。