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持ち主なのです。その時に英語で全部読む自信がなかったのと、ダニエルの本ならすぐに日本語訳が出るだろうと思っていたのですが、なかなか出ず半分あきらめていた所でした。ですが待ったかいのある、本当にすばらしい本でした。
これは19歳で自殺してしまったダニエル・スティールの息子ニックとの日々をつづったものです。ニックは小さい頃から本当に特別な子でした。
ただ他の子と違っている部分もあり、それが後に躁鬱病であると診断されるまではとても長い時間がかかり、どれほど彼は苦しかったろうと思わずにはいられません。
鬱病に関しての私の知識は「とても落ち込んだ状態」という程度の認識でしたが、ここまでの苦しみだとは思ってもいませんでした。それが躁鬱病になると精神がジェットコースターのように上がったり下がったり、自分でコントロールすることができないのです。本人も辛いですがそれと向き合わなければならない周りの人びとも、本当に大変だったと思います。ですがそれ以上にニックが与えてくれたものも大きくそれが彼との「輝ける日々」だったとダニエルは言っています。
この本をきっかけに躁鬱病や、病気で自分の気持ちや行動をコントロールすることができない人を理解できる人が少しでも増えればと思いました。
超売れっ子小説家に実はこんな大変なことが起こっていたなんて・・。内容は彼女の家庭内の、それも非常に辛い思い出を書き綴ったもので、息子への深い愛情には、何度も涙を禁じ得ませんでした。随所に載せられた写真の数々も胸を打ちます。
普通であれば公表などしたくないだろう、精神的な病についての克明な闘病記でもあります。それにしても医学の発達しているアメリカにおいてもさえもこんなものなのか、と考えさせられる小説です。
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