けだものの兵器製造工場惑星の秘密を探るべく急襲をかけるテラナーの活躍を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第183巻。本巻の執筆者は、期待の新人クナイフェルとシリーズの開祖ダールトンです。けだものの指導的種族ペレヴォンが工業惑星で最終兵器の製造を進めているとM−87の元軍事指令スコアルトがテラナーに情報提供してくれた。ローダンは《クレスト4》で急遽惑星ツォートコーンへと向かう。
『輝くネット』ハンス・クナイフェル著:ペレヴォンの本拠星系は恒星ダスティ・クイーンのノヴァ化で今や破滅の危機に瀕していた。ローダンはロワ、心理学者アイリーンとコマンドと共に惑星の実験施設へと潜入したが・・・・。『バイオ・ステーションの謎』クラーク・ダールトン著:惑星ツォートコーンは自爆回路が作動し消滅する。ローダンは次いでオフェケノケースの科学者エインチ・チグロルの提言により水の惑星エドニルの調査に向かう。そこは古代オフェケノケースの重要な研究拠点で、遥か昔に撤退した後けだものにより占領されたという。
惑星ツォートコーンは7万年前にオフェケノケースの科学者がスコアルの卵の遺伝子に変更を加える実験の末にけだものを製造した施設で、その後けだものが主人となりオフェケノケースをヒュプノ波で操り支配していたのだった。故松谷健二氏のあとがきは、スイスのツェルマットでのスキー・ツアーのお話です。初めてパックツアーに申し込み、真夜中の二時にホテルに到着するという強行軍に参りながらも、翌朝目の前に朝陽を一面に浴びたマッターホルンの北壁を仰ぎ見て元気回復しました。氏の山の勘で天気は3日目に予定のガイドつきツアーまでもたないと判断されて、友人を叩き起こして誘い一日中掛けて快適な滑りを満喫されました。結局天候が崩れツアーは中止となり、二人は他の客から大いに羨ましがられ大いに得意になられたとの事です。