登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
この重量感がティプトリー作品の醍醐味,
By ただただし (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
ノヴァのガス雲通過を見物するために異星に集った10数人の人々が巻き起こす、ミステリ風味の、ちょっとだけドンパチがあるけど基本的にはそんなに騒がしくない話。ストーリーだけ追えば、どうということはない。ただ、読み始めてわりと早いうちに、ある「匂い」を感じた。そう、『たったひとつの冴えたやりかた』と同じあの匂い。この先には、アレと同じ、胸が締め付けられるような悲劇が待っているという確信。もちろんティプトリーのこと、単なる悲劇で終わらせない、至高の読書体験も待っているに違いない。 先に進むのにこれほど勇気を振り絞らなければならない本があるとは。それくらい、『たったひとつの……』にはトラウマに近い衝撃を受けたわけだが、まぁ、だからと言って読まずに我慢できるわけがない。マゾヒスティックな快感を感じつつ、読む。 案の定(?)、物語では次々に悲劇が巻き起こるわけだが、「これか?」「それともこれか?」と自問しつつも先へ先へと読み進む。最後はある意味、極めつけの悲劇が待っているわけなんだけど、「ガーン」というショックというよりは、むしろ「ずしーん」という果てしない重量感。本を持つ手が震えたよ。あぁ、これだからティプトリーはやめられん。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
二十一世紀に読む、22年前の古典SFサスペンス,
By
レビュー対象商品: 輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
本作は、「たった一つの冴えたやり方」というタイトルが数多くの作品で引用されていることで有名なSF作家、故人 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの2つの長編小説の 一つで、新規翻訳です。 本作は異星人の住む惑星を舞台にしたSFサスペンスですが、 もとは1985年の小説であり、グレッグ・イーガンのように 先鋭的ではなく、ロバート・J・ソウヤーのようにSFとサス ペンスの融合に凝っているわけでもありません。 虫から進化した異星人たちと人類の交流は今読むと牧歌的 ですらありますし、サスペンスとしてもSF的な部分は少なく、 きわめて古典的なものです。 しかし、ストーリーテリングが素晴らしいのです。 主要登場人物だけでも十五人におよぶサスペンスが、 みごとに異星で展開されます。残酷な場面があり、 痛々しい描写があっても、私のような読者を読み続け させる力があります。 そして、最後の落日。余韻に圧倒されます。
22 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
読み始めたら止められなくなり・・・,
By Komachan (横浜) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
600ページ近い本を完徹で読み切ってしまいました。登場人物は少ないのですが、序盤は横文字の登場人物の名前が頭に入らず物語にいま一つ入れませんでしたが、次第に物語の展開に引き込まれ、中盤以降は止めようにも止められなくなってしまいました。新聞の書評で五つ星でしたので購入して見ましたが・・・当たりでした。最終盤はやや冗長な感じもしましたが、訳者のあとがきにもあるように作家の人生が投影されているようで、別の意味での迫力を感じました。 SF好きの方だけではなく、ミステリー好きの方にもお薦めできます。ただし読むのは、休日の前の日にした方が無難かもしれません。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|