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軽い手荷物の旅 (トーベ・ヤンソン・コレクション)
 
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軽い手荷物の旅 (トーベ・ヤンソン・コレクション) [単行本]

トーベ ヤンソン , Tove Jansson , 冨原 眞弓
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

静かな森に耳を澄ますこと、知られていない小さな旅について。フィンランドの遙かな孤島で生まれた、いくつもの不思議に清冷な旅の物語。ポスト・ムーミンとして国際アンデルセン大賞受賞作家が描く、幼いおとなのための珠玉の短編童話集。

内容(「MARC」データベースより)

フィンランドの遥かな孤島で生まれた、いくつもの不思議に清冷な旅の物語。ポスト・ムーミンとして国際アンデルセン大賞受賞作家が描く、幼いおとなのための珠玉の短編童話集。*

登録情報

  • 単行本: 245ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1995/10)
  • ISBN-10: 4480770119
  • ISBN-13: 978-4480770110
  • 発売日: 1995/10
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 旅好きにもどうぞ, 2007/11/8
レビュー対象商品: 軽い手荷物の旅 (トーベ・ヤンソン・コレクション) (単行本)
表題作を含め12の短編から成っている“旅”を中心とした大人向けの物語集。
物語の主人公達は旅に出る、あるいは出ない。しかし、いつでも“旅”のもつ不安感を背負っている。
主人公たちは見知らぬ、あるいはよく知っている人達との疎外感に悩まされる。
(その心の動きの描き方が繊細で巧い)
でも同時に物語には美しく、厳しく、優しい自然があり、不安を受け入れてくれる。
だけど解決はしない。そこには、「違う人間なんだから、全てを理解しあえることはない」という本質的な問題が通奏低音のように流れている。
でも、それを受け入れる強さがこの物語たちにはあると思う。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 シリーズで揃えたいです。, 2004/2/7
レビュー対象商品: 軽い手荷物の旅 (トーベ・ヤンソン・コレクション) (単行本)
ヤンソンが大人向けに書いた小説、ということで手にとってしまいました。
もう舞台はムーミン谷というユートピアではなく、「旅」がテーマのこの作品のそれぞれの登場人物はどこへ行こうとしているのか、彼らには何が起こっているのか…。

読み解く努力が少々必要です。でも、北欧の静謐な空気とヤンソンの美しいストイックな文体、そしてシリーズ全部を揃えたくなる美しい装丁がお気に入りです。

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5つ星のうち 5.0 ムーミンだけではない作家の奥深さ, 2011/3/22
レビュー対象商品: 軽い手荷物の旅 (トーベ・ヤンソン・コレクション) (単行本)
 トーベ・ヤンソンの名前を知らぬ人でも「ムーミン」といえばアニメでお馴染かもしれない。トーベ・ヤンソンはその『ムーミン』シリーズの原作者で、この原作シリーズは国際アンデルセン大賞を受賞した児童文学の傑作である。
 アニメは、とくに2種類あるうちの比較的新しい方は、ほぼ原作に忠実らしいが、大人でも童心に帰って癒される優れたものだ。ところがそこであらためて原作(講談社文庫に入っている)を読んでみると、これが意外に話が難しい。哲学的というのか、理屈っぽい。思うに北欧では、あの寒さ、暗さの中で、何かしら自分なりに哲学ということを構築しないとやっていけないのではないか。北欧の文化はだから、一般に内省的なものに向かう流れを一つの特徴として持っているのではないか。
 築摩書房から出た『トーベ・ヤンソン・コレクション』(全8巻)は、ムーミンだけではないこの作家を見せてくれる貴重なシリーズだった。作者は画家でもあって(ムーミンの絵ももともと作者のもの)、むしろムーミンだけの評価を嫌っていたようだが、こうして全体像を評価されるところまで来たのは喜ばしいことだ。もはや古本でしか手に入らないのは残念である。
 この第1巻は12編の短編集。これがなかなか面白い。2つめの「夏の子供」は、ムーミンのシリーズにあっても不思議はないようなストーリーで、個人的にとても面白かったけれども、他のずっと渋いのもよかった。
 テーマ的には、人間関係や個人とその環境をめぐる諸問題で、室内劇的な激しさがある。ムーミンが意外に哲学的なようにこれらも思索的なのは、やはり北欧という生きる場所の問題ではないかと思ってしまう。難解というほどのことはなくて、何となく楽しんで読めるが、かといってそう簡単には説明しにくいものがあって、その複雑微妙なところが魅力でもある。
 特徴的なのは、あまり外国文学を読んでいるような気がしないこと。翻訳が優れているということあるが、何か感覚的に日本人になじみやすいものがあるのではないか。そういえば友人のフィンランド人も、日本人とフィンランド人は似ていると言っていた。ただし、あまり知られていないがヤンソンはスウェーデン系で、フィンランドでは少数民族である。
 最後の2編、「鴎」と「植物園」は特に面白いので気持ちよく読み終えて、すぐにまた第2巻が読みたくなった。なお、このコレクションの一部はちくま文庫に入っていて、『トーベ・ヤンソン短篇集』で短編も半分ぐらいは読める。
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