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転転々

ヒカシュー CD
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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バイオグラフィー

79年に近田春夫プロデュースによる「20世紀の終わりに」でデビュー。世にニューウェイヴ/テクノポップ・バンドの牽引者的存在として一躍認知される。当時、まだまだ目新しかったリズムボックスとメロトロンを導入したサウンドに、巻上公一の演劇的要素たっぷりのヴォーカル(というよりは"表現パフォーマンス")、文学的素養が充満した詞世界は、日本の音楽シーンにおいておそろしく異彩を放った。
82年以降、巻上のソロ… Amazonのヒカシューストアで詳しく見る

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登録情報

  • CD (2009/12/20)
  • ディスク枚数: 1
  • レーベル: インディーズ・メーカー
  • ASIN: B002W6VF8G
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By HAS
形式:CD
とにかく「勢い」を感じさせる作品です。きっと今のヒカシューには、創作意欲が溶岩のように沸き立っているのでしょう。そうでなければありえない、そんな風に思えてしまいます。

冒頭の「ニコセロン」は、まさにその表れ。鋭いファンクのビートに乗ってバスクラリネットが縦横無尽に動きまわり、歌詞も短く呼びかけるような言葉の連続で、じわじわと迫ってきます。歌唱も演奏もとにかく煽りまくり。全体的に、作りこみの対極にあるような荒々しさにあふれています。

そこからさらに、怒涛の展開となります。全員が一丸となって急速調で疾走する「事態は絶対」、重厚なギターのリフに喉の奥から絞りだすような声が連なる「外ではほらきみが降ってる」と続き、ヒカシュー独特の、頭の中をひっかき回されるような感覚に襲われます。

とはいえ、押せ押せの一本調子でもありません。ギター、コルネット、ピアノが美しく響く「真夜中の猫歩き」、のどかな田舎の一日といった趣きの「玄関模様」、まさに大陸的な広がりを感じさせる「ユウトリウス」のように、静かな局面も多々あります。

おそらくこの作品、かなりの手早さでこしらえたものではないか、という気がします。素材そのものには長い時間がかかっているかもしれませんが、ひとたび材料がそろってからは、実際の形にするまでの工程を、えいやという感じで一気にやってしまったのではないかと。だからこそ「勢い」が現れているし、それこそ何かにつき動かされるようにして出来てしまったもののように思えるのです。

10年間もの熟成期間を置いた『鯉とガスパチョ』の次がこれ、というのはあまりにも出来すぎな感じで怖い(?)ような気もしますが、とにかくただならぬ作品です。30年以上続いているバンドがこんな展開を見せるなんて、そうあることではないでしょう。騒々しいところも、静かなところも、聴いていて不思議なほどの高揚感に見舞われてしまいます。実際、ひどく興奮させられました。ありきたりな音楽に飽き足らない方、ぜひどうぞ。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
収録曲 2010/2/27
By 91kz
形式:CD
1. ニコセロン
2. 事態は絶対
3. 外ではほらきみが降ってる
4. 真夜中の猫歩き
5. 入出力
6. 声はまだ泡の中にある
7. ユウトリウス
8. 波の並々
9. 玄関模様
10. 名もないところに前進だ
11. 転ずる力
12. 曖昧な構成
13. 折り紙の服
14. 再生力
15. ニコセロンpart2
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By がい トップ500レビュアー
形式:CD
近田春夫さんが雑誌で、
「最近古い友達のライブ見に行ったら、昔より良くって感動した。
フラワー・トラベリン・バンドとヒカシューだ」
と書いていらした。

まったくその通りで、ヒカシューのライブや創作に対する意欲は
まるで衰えを見せない。

むかしのように、口ずさめるタイプの歌はほとんど
聴けなくなりましたが、やっぱりヒカシューには
いつまでも実験的であってほしいので、
こういった、ライブのインプロパートから積み上げて
形になったようなとっつきにくさは、逆に嬉しかったりします。

この新作含めて、近年の諸作が不満なベテランファンも
いるでしょうが、こうでないとヒカシューじゃないよなあ、と
私は思うのです。

ヒカシューが懐メロバンドになったらがっかりします!!

ライブで古い曲演ってくれない訳ではないので、
これでいいのだ!!と思いますっ。
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