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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
期待が大きかっただけに…,
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レビュー対象商品: 転落 (講談社文庫) (文庫)
本の帯に「あなたはラストの衝撃に耐えられますか?」と記してあり、ラスト部分を楽しみにしつつ読み始めた。途中まではやや驚く展開もあったため、益々ラストの展開に期待が膨らんだものの、期待のラストはそれほど驚くような内容ではなく、最後の最後にがっかり。 ボリュームがある作品だけにやや損した気持ちであった。 著者の他の作品も是非読みたいという気持にはとてもなれなかったのが正直なところである。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
導入部は面白いが…,
By ユリ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 転落 (講談社文庫) (文庫)
まず、ラストの衝撃とあるが、たいした衝撃ではなく肩透かしであった。何が起こる?と思い、読み進めていったら、 唐突に終わり、期待した衝撃も全くなし。 全て予想の範囲を越える事はない。 第一章のトリックは割と面白いものではあるが、 裏表紙や帯で煽るほど、少女との「共犯関係」はたいした事はない。 たいそうな犯罪のように匂わせているが、 単なる子供のいたずらレベル。 こんな事で転落って言ってしまうの? そして、一番よくないのは、あちこち微妙に消化不良な部分が多い。 それぞれの行動に対する理由付けが甘いせいだと思う。 つまり、その行動を取る意味がわからない、となる。 そして、何でそうなるの!?という部分も。。。 例えば、体力のない弱った病気の人間が、素早く襲って来る!とか…; 全てに納得がいかない… この一言に尽きる。 冗長な文章も、読んでいて疲れた。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
驚きの真相と難しいテーマを融合させた意欲作,
By ラテンマン (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 転落 (講談社文庫) (文庫)
一人称視点を切り替えながら展開して,次々と違う真相が明かされるサスペンス.現在進行系の事件の描写で引っ張りつつ, 過去の事件の本当の真相で驚かせるというなかなかに凝った手法である. また,この作品のもう一つのテーマとして,子供を亡くした母親や家族の苦悩や, 世間から受ける仕打ちという難しい題材を持ってきて,それを動機としている点も特徴である. 子供を失った悲しみや喪失感だけでなく,身内からの断罪や 必ずしも温かいものとは限らない周囲の好奇の目. こんな苦痛があったのかと改めて感じた. 若干の消化不良感はあるものの,当事者達の絶望の深さ,救われなさは十分に伝わってくる. 多少の難点を指摘するなら,全体に緻密さが足りない. 例えば,ラストで明かされる真相から,第1章へのつながりには少々説明が足りず説得力不足. また,第1章の終盤で迎える破局も被害者側の行動を裏付ける描写が足りないため なんだか唐突な印象を受けてしまう. 作品全体の構成がよくできているだけに,ディテールが気になるのが惜しい.
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