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転落の歴史に何を見るか―奉天会戦からノモンハン事件へ (ちくま新書)
 
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転落の歴史に何を見るか―奉天会戦からノモンハン事件へ (ちくま新書) [新書]

斎藤 健
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

一九〇五年の奉天会戦から一九三九年のノモンハン事件に至る三四年間は、国家改造計画から共産主義思想まで、日本が内発的な改革に呻吟した時代だった。しかし結局、軍部の専制を防げず、敗戦という悲しみと汚名の結末を迎えることになる。自己改革が失敗に終わった原因はどこにあったのだろうか。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

斎藤 健
1959年生まれ。東京大学経済学部卒業。83年、通商産業省(現・経済産業省)入省。資源エネルギー庁石油部流通課などを経て、91年、ハーバード大学ケネディ行政大学院で修士号を取得。94年より、通商政策局米州課で自動車交渉など日米交渉を担当。その後、大臣官房秘書課人事企画官、通産大臣秘書官などを経て、現在、内閣官房行政改革推進事務局企画官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 174ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2002/03)
  • ISBN-10: 4480059377
  • ISBN-13: 978-4480059376
  • 発売日: 2002/03
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 258,469位 (本のベストセラーを見る)
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16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
この本は、ほとんどの日本人がずっと疑問に感じてきたことに著者なりの答えを出そうとした本である。その疑問とは、明治時代、国の総力を挙げて日清、日露の両戦争を戦い、国力に差がある中でかろうじて勝利を収めた(どう見ても賢明な)日本と、誰が見ても勝ち目がない戦争に無謀に突入し、多くの国民を殺して惨めに負けた昭和の日本、この両者に一体どんな違いがあったのか、たった30年かそこらの間に何がこんなに変わってしまったのか、というもの。戦後数十年が経ったが、個々の戦闘の上手下手についての分析は多いにもかかわらず、肝心のトータルとしての失敗分析は不思議なほど行われてきていない。ようやく最近になって幾つか現れている。その一つがこれである。戦後生まれの著者の素朴な疑問には、素直に共感を覚える。日本の進路が大変不透明な今日、歴史の教訓をどう学んでいくかは非常に重要であると思う。誰でも大変読みやすい本である。一人でも多くの日本人に読んでもらい、考えてもらいたい一冊。
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
ハーバード大学に留学し駐米経験も長い国際人・山本五十六(連合艦隊司令長官)は対米開戦に強く反対しつづけた。
やむなく開戦を迎えても、真珠湾攻撃という先制攻撃でイニシアチブを取り
「優位を保てるうちに速やかに不利なき和平を得る」ことを目的とした。

山本五十六は、ハナから勝つことなど考えていなかった
・・・というより勝つ算段を見出せなかった。

日露戦争でロシアの智将・クロパトキンを畏怖させた旧帝国陸軍は
なぜそのような愚行ともいえる対米開戦に踏み切ったのか?
なぜ山本の至極まっとうな意見は聞き入れられず、ついに軍は暴走したのか?

さらに、真珠湾攻撃で世界戦史上初の航空戦争を成功させ
航空機時代の幕開けを自ら宣言した旧帝国海軍が
時代遅れの大艦巨砲主義の象徴、大和・武蔵を建造して「しまった」驚くべき裏事情。

歴史の授業を受けつつ、こういったシンプルな疑問を持つ人は多いはず。
この本はその疑問に明確に答えてくれるだろう。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By banett
形式:新書
受験戦争でで近代日本史特に昭和史の部分が飛んでいた様な気がする。
いま司令官のジェネラリストトスペシャリストの参謀コンビが求められる。
人間の軌跡を描写した俊作だと感動した。いまこそそうした人間のひとづくり
にかける思いとこれからそれにむけての未来論の今後が示唆に富んでいる快著。
つまり「何が本質か」を見抜くにはそれなりの訓練が必要だということ。
泥沼に陥った時にも常に何が本質であるかを見逃さなければ、そして歴史を
直視して何が変わったのかを捉えればおのずとその教訓が見えてくる。
他人に迷惑をかけないという道徳律の喪失がいわれているが、あらたな明確な日本流の道徳律のルネッサンスが求められているのだろう。
もうすこしまともな日本があったということを意識すれば希望と元気が
沸いてくることにも同感だ。
著者は間違いなく日本の将来をぐんぐん引っ張る人材育成のリーダーのひとり
になる予感がする。
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