非常によい本であるのに、誰も評価を書かないのが不思議なので、書く。
模範例の丸暗記などを扱う類書もそれなりに役に立つが、この本は、転職面接で
何を聞かれているのか、について非常に論理的かつわかりやすく説明しており、
そもそも転職とはどういうことなのか、という本質論を意識させられる。
本質がわかっていれば、対策を誤ることはない。
模範例を攻撃しているわけではなく、それよりも、転職にあたりこういうことを
思考しておくことが必要であると、説明している。
目から鱗が落ちることは間違いないと思う。難しい内容ではない。
これを読めば、なるほど、と思うわずうなること間違いなしと思う。
なぜ自分が面接に落ちるのか、がよくわかる。
私はこの本で転職に対する姿勢から全て変わった。
なお、思考する際に書き出すなどの作業が指示されているが、これは
本当にやるべきこと。それほど時間はかからない。
・前職への入社理由、転職理由、志望動機の一貫性
が重要であり、それがちゃんと認識されていれば、どんな質問をされても
困らない(回答例を追いかけると一貫性が崩れるので気をつけること)
・企業はCAN(今できること)、WILL(将来できること・潜在能力)、
CULTURE(企業風土)との合致を判断していること
では何をしておくべきか?
を、平易に好感の持てる口調で語られている。
企業側、求職者側の両方の意見を聞ける仕事をしているプロが書いた、
考えれば当たり前なのに見落としていることが多いことを丁寧に論じた、
傑作である。