ルドルフ・シュタイナーは、キリスト者でありながら、転生を信じ、かつ著作や講演で説き続けた。
「シュタイナーは、オカルティストなのだから、当たり前だ」
と言われそうだが、自動車王のヘンリー・フォードも、転生を信じていたことは、つとに知られている。
ヘンリー・フォードは、こう語っている。
「あなたも私も、つまり、私どもは皆、何度も繰り返し生まれてきて、何回も人生を生き抜き、豊な経験を蓄積するのである。いわゆる直観的才能とみられるものは、実は、多くの労苦を経て手に入れた経験に他ならない」(エミール・ボック『繰り返される地上の生、ドイツ精神史における再生の思想』ウラッフハウス出版社、1975)
そして、オンム・セティの転生体験を書いたこの本は、私がこれまでに読み漁ってきた類似の本の中でも、ダントツの説得力を持って訴えかけてくる。
信じられない話がいくつも飛び出してくるが、非常にリアルだし、シュタイナーの転生論とも矛盾しない、と私は思っている。
人類が、エゴイズムを克服するにあたっての特効薬の役割を、この本は果たしてくれるに違いない。
ともあれ、途中で本を閉じれないので、睡眠不足になるのを覚悟して、手に取ってみるべきです(笑)。