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軍鶏侍 (祥伝社文庫)
 
 

軍鶏侍 (祥伝社文庫) [文庫]

野口 卓
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

〜圧倒的な描写力。期待の新人デビュー作!/「野口卓はこの一巻によって時代小説の最前線に躍り出た」−縄田一男氏(文芸評論家)
br> 二人が手を放すと同時に、軍鶏は高く跳び上がり、鋭
い爪を突き出して相手の顔を狙う│。闘鶏の美しさ
に見入られ、そこから必殺剣まで編み出した隠居剣士・
岩倉源太夫。その腕を見込まれ、筆頭家老から呼び出
しを受けたことから藩の政争に巻き込まれることに。
そんな折、江戸で同門だった旧友が現われる……。流
麗な筆致で武士の哀切を描く、静謐なる時代小説誕生。

内容(「BOOK」データベースより)

二人が手を放すと同時に、軍鶏は高く跳び上がり、鋭い爪を突き出して相手の顔を狙う―。闘鶏の美しさに見入られ、そこから必殺剣まで編み出した隠居剣士・岩倉源太夫。その腕を見込まれ、筆頭家老から呼び出しを受けたことから藩の政争に巻き込まれることに。そんな折、江戸で同門だった旧友が現われる…。流麗な筆致で武士の哀切を描く、静謐なる時代小説誕生。

登録情報

  • 文庫: 344ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2011/2/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4396336470
  • ISBN-13: 978-4396336479
  • 発売日: 2011/2/5
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 199,435位 (本のベストセラーを見る)
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藤澤周平を彷彿とさせる正統派時代小説である。
しかもこれが野口卓のデビュー作らしい。

物語は、齢40にして既に隠居ながらも秘剣『蹴殺し』の遣い手“岩倉源太夫”を主人公とする連作短編集である。

表題作にして初編の「軍鶏侍」は、“藩の重職を二分する勢力争い”に巻き込まれた主人公が相手方の
刺客を斃す時代小説の定番とも言える一遍。
但し、やや生硬な筆運びと、いわゆる“悪玉”と“善玉”の色分けがやけにあっさりしており、
う〜ん所詮そこそこ止まりの出来か?と思わせたが、

「沈める鐘」「夏の終わり」と読み進めるにつれ、

武士の意地/それゆえの悲哀・武芸者の業あるいは夫婦愛の在り方
更には少年の一途な思いといったテーマを巧みな構成で物語に織り込みながら
刀切り結ぶ緊迫した立会い描写の一方で諧謔を利かせた会話のやりとりを楽しませてくれる等
これはもしや藤澤周平の系譜を継ぎ得るのではないのか?と思わせる完成度の高さに気付く。

葉室麟に続く(時代小説・歴史小説の分野での)直木賞作家は、伊東潤と確信しているが、
野口卓が本作のクオリティを維持できればその次を担い得るのではないだろうか?
(5編の内、最もお勧めは「ちと、つらい」…結びの数行がなんともうまい!)
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
藤沢周平二世 2011/2/24
By けん
これはお勧めです。
軍鶏を題材に凛々しく、穏やかに文章力ね表現力も確か。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
NHKの人気番組で、作家の久間十義さんのお勧めの本ということで、アマゾンで早速買って読みました。
藤沢周平の作品を読んだような作品とのこと。確かに、海坂藩に対して、園瀬藩。主人公の岩倉源太夫の秘剣「蹴殺し」と、藤沢作品の時代、剣豪小説を読んでいるような感じですね。解説の縄田氏がいうように、本当に藤沢作品を、ものすごく意識して、書かれた小説です。但し、そのコピーに終始することなく、生き生きと主人公の生きざま、風景描写とかなりの筆力をもった方であることは間違いありません。短編の連作小説、とっても、面白く、人間の機微を味わい、ここまで読ませてもらった作品は、本当久々。読後感もすっきりで、時代小説を書く、覚悟を感じます。
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