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最も参考になったカスタマーレビュー
16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
端島人の生の声が聞ける本です。,
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レビュー対象商品: 軍艦島の遺産―風化する近代日本の象徴 (長崎新聞新書 (015)) (新書)
これまで軍艦島(端島)の写真集は数多く出版されてきました。また、研究的見地から見た端島の解説書も出版されてきています。しかし、端島で実際に生活していた人が、その実体験を語る書物はこれまでに私の知る限り有りませんでした。この本は、端島の入門書と位置づけている様ですが、端島の歴史、及び炭鉱産業を取り巻く流れの概要、また、今何故世界遺産なのかについても触れられ端島とは何たるかがよく分かる仕組みです。 そして重要なのが端島で実際に8年間を過ごした筆者の体験談です。 住んでいた者にしか分からない事が古里を語り聞かせる様に伝わってきます。廃墟ではない端島の姿が伝わってくることでしょう。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「第三章 端島に住んで」がとても良い,
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レビュー対象商品: 軍艦島の遺産―風化する近代日本の象徴 (長崎新聞新書 (015)) (新書)
私は長崎出身だが、私が生まれた時には既に「軍艦島」こと端島炭鉱は閉山しており、周囲に鉱山関係者がいなかった為軍艦島を意識することは殆ど無かった。確か、軍艦島という存在を知ったこと自体長崎を離れてからだったのではないかと思う。そんな長崎人の間でも忘れ去られた島となりつつあった軍艦島を世界遺産にしようという動きがあることを知り、軍艦島についてもっと深く知りたいと思い、この本を購入した。 この本の帯には「近代の光も闇も、廃墟の沈黙の中にある。」と書かれているが、そういった面に対する社会学、歴史学的な見地からの記述はやや物足りない。第二章の端島炭鉱−軍艦島の歴史は端島炭鉱の変遷についてのみ語られているだけだし、軍艦島学と名付けられた第四章では視点が分散しすぎていて「軍艦島学」という学問が単独で成り立つのは難しいのではないかと思わせる。 ただ、軍艦島で8年間過ごした坂本道徳氏(「軍艦島を世界遺産にする会」の理事長)による軍艦島の生活の詳細な記述(第三章 端島に住んで)はかなり読み応えがあって面白かった。「向こう三軒両隣」どころか「向こう三十軒両隣」と言えるような、軍艦島の濃密な人間関係。近所とのおかずなどのやり取り。自宅で父親たちが酒盛りをやれば、子供たちは近所の家に泊まらせてもらう。共同風呂での裸の付き合い。学校の先生や病院の医師、看護師も同じ島に住む「ご近所さん」であり、何か悩み事があれば先生の宿舎に相談しに行っていたという。行事としては山神祭、夏祭、文化祭と運動会があり、島をあげて参加していた。 軍艦島は「炭鉱に何らかの形でかかわっている」という共通点を持った人々で構成された強固な共同体だったのであり、それ故にそこを故郷とする人々は軍艦島を思う時に郷愁にかられるのだろう。 やや舌足らずなところはあるにせよ、著者たちの軍艦島に対する愛情はしっかりと感じることができた。軍艦島について知りたいという人への入門の書としてお勧めできる本だと思う。 個人的には、軍艦島が世界遺産となり、安全に見学できるように整備され、観光地として成り立つようになればいいな、と思っています。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
第三章 端島に住んで,
By 無雲 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 軍艦島の遺産―風化する近代日本の象徴 (長崎新聞新書 (015)) (新書)
この章をベースに映画になればよいと思う。昭和の時代、地域住民の密な生活がいかなるものだったかが凝縮されている。もう二度とこの島には住むことができないからこそ、文化遺産としての側面を映像にしておきたいと思う。
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