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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
空いろのタクシーを見ると読みたくなります,
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レビュー対象商品: 車のいろは空のいろ 星のタクシー (単行本)
シリーズ3作目です(ちなみに僕が買ったのは「ポプラポケット文庫」版)。
空いろのタクシーの運転手「松井五郎」さんが様々な‘ふしぎ’を乗せて走る物語です。 シリーズ最初の出版から40年以上たつにもかかわらず,未だに色褪せない魅力をもっています。僕も小学生のときに読みましたが,鮮やかな印象が残っています。 本作が読者の心にうったえるのは,運転手の「松井さん」の側・タクシーに乗るお客の側の両方に感情移入できるからでしょう。 見ず知らずのお客を乗せるという運転手側の「不安感」,また特に子どもが一人でタクシーに乗るという「不安感」を,作者のあまんさんは「期待感」「わくわく感」へと見事に変えてみせてくれます。そして,最後には「松井さん」が日常に戻ってくることで「安心感」を与えてくれます。 どの作品もお薦めですが,ファンタジーの真骨頂を示すのは,タイトルにもなっている『星のタクシー』でしょう。暖かい春の夜,花々の良い香りがするなかで見上げる満点の星空の世界には,きっと違う世界があるに違いないと思わせてくれます。 逆に,「安心感」が揺さぶられる『ほたるのゆめ』という作品もあります。 「わたしは,このほたるが見たゆめのなかにとじこめられるところでした。いやあ,あぶなかった。」というお客の言葉に,日常に戻れないかもしれなかったというこわさがじわじわとせまってきます。 また,戦争体験者のあまんさんらしい作品として,『しらないどうし』があります。 声高に戦争反対を叫ぶより,よほど戦争の残酷さが伝わります。『ちいちゃんのかげおくり』の作者もあまんさんだと知れば,いっそう理解できるのではないでしょうか。 なおこの作品は「タクシー怪談」の要素をも兼ね備えており,現代的な一面も感じます。 シリーズを通じて挿し絵を描いたのは北田卓史さんという方で,随所に素晴らしい絵がはさまれています。僕も,これらの挿し絵によって「松井さん」のイメージが固まりました。 童話にとって挿し絵が重要なはたらきをするのは言うまでもありませんが,北田さんの絵は心に長く残るものだと思います。 最近は,「空いろ」のタクシーを見かけることが少なくなりました。 おとなになって仕事に追われる日日を送るのは仕方ありませんが,時折,珍しく空いろのタクシーを見かけると,僕は思わず目で追ってしまいます。そして,本作品と「松井」さんを思い出します。 本作品はおとなにこそ,読み返して欲しいものです。子どものころのわくわく感を取り戻すことができると思いますよ。
5つ星のうち 4.0
考えさせられます,
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レビュー対象商品: 車のいろは空のいろ 星のタクシー (単行本)
ファンタジーだが純粋に不思議な話だと思うだけでなく、裏側のメッセージを感じてしまいます。あとがきもいいです。
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