とってもポップな表紙に思わずにっこり。
普通は無地の表紙をひらいてすぐの見返しにまで
キュートな生き物の写真で飾られていて、著者の
並々ならぬ意気込みを感じる。
本を開けば、全篇に流れる小さきものへの愛。
まさに生き物賛歌が響いてくる。
野鳥・蝶・甲虫などが生物ウオッチングの華とすれば
この本に登場するカエルやサンショウウオ、トカゲや
ヘビたちはちょっとアウトローかもしれないけれど。
これだけ生きいきとした表情の写真が満載されて、
タマゴ一覧や、脱皮プロセス、カエルやヘビの背中模様一覧
スッポンの腹模様一覧と、これでもかと、多方面からの
魅力をみせられると、思わず可愛いとつぶやいてしまう。
若き日の夫が飼っていたトウキョウサンショウウオを
溺愛していたことも理解できる気がする。
もちろん、物言わない彼らの生息地はどんどん狭まっていて
彼らの生きぬいていき難いその苦境をキチンと言及するのも
忘れていない。
これらの生き物が元気でいる地球を残すことこそ我々の
努めと思わせる。
オトナも子どもも十二分に楽しめ、学べ、考えることができる。
「国際カエル年」に、記念すべき本の誕生に大きな拍手を
送りたい。