甲野氏のあとがきにもあるように、読みすすめるうちにどこまでが甲野善紀の言葉でどこからが田中聡の言葉かわからなくなってくるが、そういうことはどうでもよくなってくる。
地面を蹴らない、反動をつけない、ねじってためをつくらない、ボールを見ないで打つなど、
これまで理論を構築してから動いていたスポーツや日常の動作の概念が覆される。
自然な動きができれば、筋力トレーニング、ストレッチなども要らなくなり、筋肉痛や関節痛に悩まされることもなくなる。
過去に構築された理論や実績を捨てる勇気をもち、ガイドラインやマニュアルに縛られず、刻々変化する「今」に瞬時に対応する勇気をいただいた。
それぞれが自分のおかれている状況に応じて、無意識に体が自然の動きをしているようになれば、生き物としての人間の本来の生き方もみえてくるだろう。