大学生の主人公、爽人(あきと)は、政略結婚を嫌がりかけおちしてしまった従妹・澄霞(すみか)の身代わりとして高藤祐一郎氏との見合いの席に出ます。1回きりの女装のはずが、気に入られてしまったため何度も女装デート。それだけならまだしも、もともとバーテンとしてバイトしている店に祐一郎が接待で来てしまい、なりゆきから爽人としても彼と知り合ってしまいます。
2つの立場から彼を見る爽人は、彼の人柄を知り、結婚観を知り、だんだん好きになってしまい悩みます。しかし祐一郎氏のほうも、なんか似た2人(爽人と偽澄霞)の間で気持ちが揺れ動き、悩んでいたのでした。最後はかけおちした従妹とも話がついてハッピーエンドです(この従妹さんは、本当にちらっとしか出てきません。かけおち相手も登場しません)。
お互いを知っていきながら徐々に距離が縮んでいく過程がとても丁寧に書かれています。Hは最後に1場面だけです。主人公に女装の手ほどきをしてくれるルナさん(爽人がバイトしている店のお客さんでニューハーフ)が、いい味出してます。