もう今回はレビューの星をキラキラ輝かせたいくらい最高です。
シアラン編クライマックスらしく、躍動感とラブロマンス迸る展開でした。
巻を重ねるごとに二人の気持ちは昇りつめていったわけですが、
それが鮮やかに花開く、というより爆発する勢いの面白さでした!
以下は内容に触れますのでご注意を。
偽大公に記憶を奪われてしまったミレーユと、大公位と彼女を奪還するために
行動を起こすリヒャルト、それを支える仲間たち。
婚礼の祈りという名目で塔の最上階に軟禁されるミレーユのもとに潜入するリヒャルト。
作戦の裏の裏をかきあう展開は、鬼気迫るものがありました。
ミレーユがリヒャルトの名前を、頭の中には思い描けるのに、言葉として出せなくなってしまうシーンは切ないです。
そんな中でも失せることのないミレーユの勇気や気概は大好きですね。
ドレスの下にあるモノを仕込んだうえ、魔術師相手にそんな事をする花嫁は後にも先にも彼女だけでは。
かなり機転のきく行動力を発揮するミレーユですが、さすがはフレッドの妹だと納得しました。
そしてリヒャルトの本気は怒涛のごとく、ですね。
胸をときめかせてしまうとか、魅了されるとか、それでは足りませんでした。
愛情と背負うものに雁字搦めのせいで、一歩下がって耐える、忍ぶだった彼の内に秘めたものの強さは、
心臓に悪いほどドキドキさせられてしまいます!
花嫁奪還と数々の戦闘時の彼には惚れなおします。
さらに物語は、運命の大聖堂でのリヒャルト、オズワルドの対峙へと突き進んでいくのですが、
それにウォルター伯爵の想い、フレッドの家族愛なども絡み合っていきます。
第五師団も復活していて良かったですね!ジャックはまさに騎士の鏡。
それにしても、ミレーユとリヒャルトの言葉はどれも大好きで大切に取っておきたいくらいです。
読み返すたびにドキドキしたり、暖かくなったり、泣きたくなったりします。
それと同じくらい当てられてしまうわけですが(笑)
次からは新章のスタートで、身代わり伯爵シリーズはまだまだ続くようです。
本当に元気を貰える大好きなシリーズなので、終わってしまわなくて一安心です!
追記ですが、リヒャルトの修行の旅が激しく気になりますね(笑)
本当にどんな伝説を作ったんでしょう!